ホンダ フリードとフリードクロスターの違いや評判は?新型情報も!

ホンダ フリードとフリードクロスターの違いや評判は?新型情報も!

ここでは先代フリードについて、標準モデルとフリードクロスターの違いを細かく解説しています。新型モデルとの違いもご紹介していますので、参考にしてください。

買い替え前に愛車の買取相場を確認する

車買取相場表|ガリバー

フリードとフリードクロスターの違い

ホンダのフリードには、標準モデル(新型名エアー)とSUVテイストのフリードクロスター(以下クロスター)が存在します。2024年6月まで販売されていたモデルにおいて、両者の主な違いは以下の通りです。

  • 価格は同じパワートレイン等で約20~30万円の差
  • クロスターは5 / 6人乗りのみ(標準モデルは7人も)
  • クロスターには多数の専用装備あり
  • クロスターは安全装備がより充実

標準モデルとクロスターにサイズや燃費の違いはなく、基本的には内外装の見た目の違いが大きいです。

先代フリード(標準モデル)の概要

フリードの標準モデルの車両画像

先代フリードは、2016年に登場した2代目です。開発コンセプトは「いつでも、どこでも、だれでも7days Wonderful Mobility」。コンパクトカーより少し大きい程度のサイズながら、最大7人乗車できます。

ホンダは限られたスペースから、最大限の車内空間を確保するのが得意です。ライバルのシエンタと比べても、フリードは車内にゆとりがあります。

先代フリードクロスターの概要

フリードクロススターの車両画像

クロスターは、2代目フリードがマイナーチェンジされた2019年に登場したモデルです。フリードの利便性はそのままに、内外装に多くのアクセントを加えたSUV風ミニバンとしてデビューしました。

ライバルのシエンタは愛らしい雰囲気で、フリードの標準モデルもプレーンな外観。これに対してクロスターは逞しいデザインとなっており、両者と差別化できています。

2024年6月末にフルモデルチェンジ

フリードは2024年6月末にフルモデルチェンジしました。エアー(AIR)とクロスター(CROSSTAR)に大別される形となり、基本的な外観はステップワゴンによく似た、四角っぽいデザインに仕上がっています。

この記事では、新型フリードの価格やサイズ、燃費などの情報もご紹介しています。

フリード&フリードクロスター徹底比較

ここでは、フリード(標準モデル)とクロスターの共通点や違いについて、画像も交えて解説します。

1) 新車価格と乗車定員

グレード等 駆動方式 / 定員 フリード
(標準モデル)
クロスター
G / CROSSTAR FF / 6人 233万900円 262万7,900円
G FF / 7人 235万2,900円 -
CROSSTAR 4WD / 6人 - 279万2,900円
HYBRID G /
HYBRID CROSSTAR
FF / 6人 268万8,400円 295万7,900円
HYBRID G FF / 7人 271万400円 -
HYBRID CROSSTAR 4WD / 6人 - 312万2,900円
+ G / + CROSSTAR FF / 5人 242万4,400円 264万4,400円
+ G / + CROSSTAR 4WD / 5人 258万9,400円 280万9,400円
+ HYBRID G /
+ HYBRID CROSSTAR
FF / 5人 271万400円 297万4,400円
+ HYBRID G /
+ HYBRID CROSSTAR
4WD / 5人 287万5,400円 313万9,400円

※2024年販売終了前の最終価格
※特別仕様車BLACK STYLEは除く

※「G」は標準モデル、「CROSSTAR」はクロスター、「+」は5人乗りのフリード+を指す

フリードは、基本的に「乗車定員」と「デザイン」を軸にモデル展開されています。

乗車定員は、3列シート(6-7人乗り)モデルと2列シート(5人乗り)モデルの2択です。後者は「フリード+(プラス)」と呼ばれます。
デザインは冒頭のご紹介通り、標準モデル(上表の「G」)とクロスターに分かれます。

標準モデルとクロスターの細かな違いとして、クロスターには7人乗りの選択肢がありません。また、標準モデルは3列シートタイプで4WD車を選べません。

価格差は、同じパワートレイン、駆動方式と定員の組合せで比べた場合、標準モデルとクロスターで約20~30万円の差があります。

新型フリードは約20万円ほど価格アップ
2024年6月末に登場した新型フリードの新車時価格は、3列シートタイプ(FF、ガソリン車)のエアーが250万8,000円、クロスターが281万2,700円とフルモデルチェンジ前に比べて約20万円ほど上がりました。また、ハイブリッド車のe:HEV エアー(FF)の価格は285万7,800円です。

2) サイズ(全体寸法・室内寸法)

  フリード
(標準モデル)
クロスター
全長 4,265mm
全幅 1,695mm
全高 1,710-1,735mm
最低地上高 135-150mm
室内長 3,045mm
室内幅 1,455mm
室内高 1,285mm

※室内寸法は3列シートモデルの場合

フリードの標準モデルとクロスターでは、サイズは全く変わりません。SUV風に仕上げたクロスターは専用パーツを多く取り入れつつも、5ナンバー車で使い勝手の良いフリードのサイズ感を損なわないようにしています。最低地上高も変わっていません。

新型フリードは全体的にサイズアップ
新型フリードはモデルチェンジ前に比べて全体的にサイズアップしており、エアーとクロスターで全幅も変わっています。全長は共に4,310mm、全高は1,755-1,780mmで、全幅はエアーが1,695mm、クロスターが1,720mmとなりました。クロスターは3ナンバー車扱いとなります。
【関連記事】3ナンバーと5ナンバーの違いは?税金への影響やサイズの基準

3) 外装

フリードとフリードクロススターのフロントフェイスの違い

フリード(標準モデル)とクロスターの最大の違いは、その見た目です。標準モデルはややシンプルなデザインで加飾も少ないですが、クロスターには多くの専用パーツや、標準モデルにない装備が採用されています。具体的には、以下の通りです。

フリードとフリードクロススターの外装の違い

  1. 専用フロントグリル&ガーニッシュ
  2. 専用フロントバンパー
  3. フロントロアースポイラー
  4. LEDフォグライト
  5. ドアミラー(ブラック・パール塗装)
  6. ルーフレール
  7. アウタードアハンドル(ブラック・パール塗装)
  8. サイドシルガーニッシュ
  9. 専用デザイン15インチアルミホイール
  10. リアロアースポイラー
  11. リアライセンスガーニッシュ

4) 内装

フリードとフリードクロススターの内装の違い

内装は、外装ほどは大きく変わりませんが、木目パネルやシートの配色が変わります。クロスターならではの特徴は、以下の通りです。

  • 専用デジタル柄コンビシートを採用
  • シートにオレンジのアクセントステッチ
  • 木目パネルも専用デザイン(プライウッド)
  • 本革巻ステアリングホイールを標準装備
  • シートバックアッパーポケットを標準装備

5) エンジン・燃費性能

  フリード
(標準モデル)
クロスター
搭載エンジン 直列4気筒エンジン
総排気量 1,496cc
最高出力 ガソリン:129PS
ハイブリッド:110PS
最大トルク ガソリン:153Nm
ハイブリッド:134Nm
燃費(WLTC) ガソリン:15.6-17.0km/L
ハイブリッド:19.8-20.9km/L

標準モデルとクロスターで搭載エンジンは変わらず、エンジン性能や燃費も同等です。ガソリン車とハイブリッド車の選択による違いだけ気を付ければ良いでしょう。

新型フリードではe:HEVが採用される
フルモデルチェンジした新型フリードのハイブリッド車では、ホンダが独自に開発したe:HEVシステムが搭載されています。燃費性能は大きく向上し、e:HEVモデル(FF)の最高燃費は25.5-25.6km/L(WLTC)となっています。

6) その他装備

基本的に内外装の違いが大きいフリードの標準モデルとクロスターですが、実は安全装備に違いがあるので注意しましょう。

外観の部分でもご紹介していますが、クロスターにはLEDフォグライトが装備されています。
また、エアバッグでは、クロスターのみ1列目シート用i-サイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグを標準装備。標準モデルは、オプションで追加が可能です。

フリード(全体)の中古車相場

ここでは、フリード(~2024年6月販売モデル)の中古車相場について解説します。

3年落ちで200~270万円ほど

フリードの中古車検索画面の画像
2024年7月17日時点のガリバー在庫車両より

3年落ち(2021年式)では、現在200万円台で販売されている車両が多いです。特に標準モデルで2~3万キロほど走っている車両なら、多くの場合250万円以下で購入できます。

価格が高く感じるかもしれませんが、中古車ならカーナビなどのオプションも付いている場合が多いです。また、諸費用を含めた支払総額の相場であるため、当時の新車と比べても20~30万円ほど安く購入できるでしょう。

今後は相場が下落する見込み

フリードはつい最近フルモデルチェンジしたばかりで、今後型落ちモデルの中古車相場は下落すると考えられます。今すぐ買わないとしても、秋~冬にかけて価格の変動を見て購入するのも一つの手段です。

新しいモデルが欲しい人も、冬頃になれば、新型の登録済み未使用車が出回り始める可能性もあります。

2016年式以降のフリードの中古車を見てみる

コスパの良い一台を手に入れよう

長く使うクルマは、デザインにこだわりたいもの。使い勝手の良いコンパクトミニバンでもSUVテイストな一台を求めるなら、クロスターをお勧めします。また、コスト重視なら敢えて標準モデルを選んでも良いでしょう。

コスパに優れた一台を求めるのであれば、中古車から選ぶのもおすすめです。お気軽にご相談ください。

ライター紹介

car-topics

221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。