ルーミーの中古車でおすすめの年式、グレードは?相場も含め解説

デビューから8年が経ち、モデル末期になっても人気のルーミー。ここでは年式やグレードの違いとともに、中古で購入する場合の目的・予算別おすすめモデルをご紹介します。

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中古ルーミーの選定ポイント

中古でルーミーを購入する場合、目的や予算に応じたおすすめモデルは以下の通りです。

  • 安全性・快適性重視→2020年10月以降の「G」系
  • 高速など長距離走行中心→2020年10月以降の「カスタムG-T」
  • 価格と性能のバランス重視→2018年11月~2020年10月の「G」系
  • 予算100万円程度→2018年11月以前の「S」付きグレード
  • 価格重視ならタンクの選択肢も

各モデルの特徴やおすすめ理由は、後の章で詳しく解説しています。

ルーミーの新車時価格と中古車相場

ルーミーの車両画像

中古車の最大の魅力は、車両価格の安さです。ここでは価格差を比較できるよう、ルーミーの新車時価格と中古車相場をご紹介します。
※2024年5月現在の情報

新車時価格

グレード 新車時価格 備考
X 156.7万円~ 安さ重視
G 175.4万円~ 安全装備や快適装備が充実
G-T 187.5万円 Gのターボモデル
カスタムG 192.4万円~ 迫力系デザインの外装
カスタムG-T 205.6万円 カスタムGのターボモデル

現在のルーミーは、XグレードとGグレードに大別されます。売れ筋は安全装備や快適装備が充実したG系のモデルです。さらにG系には、ターボエンジンを搭載したモデルや迫力系デザインのカスタムモデルが存在します。

中古車相場

年式 グレード 中古車相場
※支払総額
2020年式 カスタムG 150~170万円
カスタムG-T 160~190万円
2018年式 カスタムG 110~160万円
カスタムG-T 130~170万円

ここではルーミーの中でも、人気の高いカスタム系グレードの中古車相場をご紹介します。

2020年式の中古車では新車と価格差が小さく見えますが、前述の新車時価格は車両価格のみ。実際の購入には諸費用やオプション費用もかかります。例えば諸費用等が20万円ならば、カスタム系グレードでは2020年式以前の中古車の方が新車より数十万円~100万円以上安く購入できます。

Q. 予算50万円でもルーミーは買える?
2024年5月現在、予算50万円で購入できるルーミーはほとんどありません。元々2016年デビューの比較的新しい車種であることから、中古車相場は一定の範囲で下げ止まっています。予算50万円で同様のクルマが欲しい場合は、ルーミーより早くに登場しているソリオを検討しましょう。
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ルーミーのモデル変遷

ルーミーは2016年の登場から2024年5月現在まで、一度もフルモデルチェンジを行っていません。ただし以下のように、一部改良とマイナーチェンジは行っています。

  • 2016年11月:ルーミー発売
  • 2018年11月:一部改良
  • 2020年9月:マイナーチェンジ

【2016年11月】ルーミー発売

マイナーチェンジ前のルーミーの車両画像

ルーミーの初期モデルは2016年に誕生。開発はダイハツが担っており、トールのOEM車です。初期モデルの特徴は、以下の通りです。

  • X、Gをベースに標準モデルとカスタムモデルを展開
  • 一部モデルのみスマートアシストⅡ搭載

初期モデルで最も注意したい点が、安全性能です。この頃のルーミーには衝突回避支援システムとしてスマートアシストⅡが採用されていますが、実際に搭載されているのは「S」が付くモデルとターボモデルに限られます。

【2018年11月】一部改良

2018年11月の一部改良モデルの特徴は、以下の通りです。

  • スマートアシストⅢを標準装備(X以外)
  • コーナーセンサーを標準装備(X以外)
  • ボディカラーに新色を追加

スマートアシストⅡとスマートアシストⅢの主な違いは、衝突被害軽減ブレーキ(いわゆる自動ブレーキ)に歩行者検知機能が付いていること、またオートハイビームが採用されていることです。コーナーセンサーは前後方の障害物を検知し、接触の可能性を警告音で知らせます。

【関連記事】スマートアシストⅠ・Ⅱ・Ⅲの機能を表で比較!何が違う?

【2020年9月】マイナーチェンジ

マイナーチェンジ後のルーミーの車両画像

2020年9月のマイナーチェンジモデルの特徴は、以下の通りです。

  • 進化版のスマートアシストを全車標準装備
  • カスタム系モデルで全車速追従機能付ACCを搭載
  • 内外装やボディカラーの一部変更
  • USB端子を標準装備(X以外)
  • ウェルカムパワースライドドアを標準装備(X以外)

マイナーチェンジで、ルーミーはグレード問わず予防安全性能が充実しました。現行モデルに採用されている衝突被害軽減ブレーキは、二輪車や夜間の歩行者も検知します。またカスタム系モデルでは、高速道路などで先行車の追従や低速走行を支援するACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)も搭載されています。

ソリオは2020年にフルモデルチェンジ
2024年5月現在までフルモデルチェンジがないルーミーに対して、ライバルのソリオは2020年12月にフルモデルチェンジしています。スズキが得意とするマイルドハイブリッドやストロングハイブリッド搭載モデルも展開しており、現状ではルーミー以上に優れた燃費性能や走行性能を有しています。
【関連記事】ソリオ vs. ルーミー!人気コンパクトトールワゴンの性能を比較

中古車ルーミーのおすすめグレード

ルーミーの中古車選びは、基準車かカスタムかという選択から始まるでしょう。

実用性を重視するのであれば、基準車で十分ですが、より迫力あるスポーティな内外装が好きならばカスタムが良いでしょう。

基準車のグレード選びでは、前期・後期問わずX系グレード(X、XS)は装備がやや物足りないため、選択肢から外した方が無難です。このグレードは、運転席パワースライドもなく、前期モデルでは自動ブレーキなども非搭載です。

G系グレードは装備が比較的充実しているためおすすめ。ただし、前期のカスタムでは、Gでも装備がやや物足りない。前期カスタムなら、GSもしくはG-Tがおすすめです。

目的・予算別のルーミー中古車おすすめモデル

ここからは、目的・予算別で中古のルーミーおすすめモデルをご紹介します。

①安全性・快適性重視→2020年10月~

安全性や快適性を重視するのであれば、2020年のマイナーチェンジ以降、なかでもG系グレードがおすすめです。

衝突被害軽減ブレーキが二輪車や夜間の歩行者にも対応しており、USB端子やスライドドアのウェルカム機能なども備えています。XグレードはUSB端子がオプションで、さらに運転席側のスライドドアが手動です。

②長距離を運転する→2020年10月~

高速道路の利用が多いなど、長距離運転をする人におすすめなのが2020年マイナーチェンジ以降のカスタムG-Tです。 カスタム系のモデルには、先行車追従や定速走行を支援するACC機能が搭載されています。

また、小さいながらもスライドドアを装備し、全高も高いルーミーは車重が重いです。だからこそ、高速走行が多い人にはターボエンジン(Tのつくモデル)をお勧めします。

③バランス重視→2018年11月~2020年9月

マイナーチェンジ以降のルーミーは、まだ中古車相場があまり安くありません。中古としてのお買い得感を求めるなら、一部改良以降のG系モデルがおすすめです。

特に夜間の走行をせず、近距離利用が中心なら、一部改良モデルでもほとんど不自由はないでしょう。ただしマイナーチェンジ以降のモデルとデザインが異なるので、見た目にこだわりたい人は両者の内外装をしっかり確認してください。

④予算100万円前後→~2018年11月

予算100万円前後で購入できるのは、主に一部改良以前の初期モデルです。なかには2018年11月以降のG系グレードもありますが、走行距離が長かったり、反対に走行距離が異様に短かったりする車両が多いです。安易に手を出すのはお勧めしません。

一部改良以前のモデルでは車両の整備状況をしっかり確認し、スマートアシストⅡ搭載モデルなど上位グレードを選ぶようにしてください。

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⑤予算150万円前後→2020年のマイナーチェンジ後

予算が150万円前後の場合、マイナーチェンジ後の後期モデルも視野に入ります。2020年9月のマイナーチェンジ後モデルは、予防安全装備パッケージ「スマートアシスト」が標準装備され、安全性能も大幅に向上しています。自動ブレーキは昼夜の歩行者や自転車、自動二輪車なども検知可能。

ただ、予算150万円だと人気のカスタム系にはやや手が届かないです。そのため、基準車の最上級グレードであるGがおすすめ。2021年式なら比較的新しいので、状態のよい車両が選びやすいでしょう。グレードGは、基準車の最上級とはいえ、細々とオプションの多い車種だ。多くのオプションが装備されている車両を探せば、さらに満足度が高くなるでしょう。

 

オプションのお勧めは、パノラミックビューパッケージ。9インチのディスプレイオーディオが装備され、Apple CarPlay、Android Autoにも対応している。さらにパノラミックビューモニターも含まれている。車両に取り付けられたカメラの映像を、車両を上から見下ろした映像に変換。死角を無くし、車庫入れやバックでの出庫時などのリスクを大幅に減らす機能です。安全性を向上したいのであればオプション搭載車を選びたい。

タンクも含めると選択肢は広がる

タンクの車両画像

ルーミーとタンクは姉妹車であり、スペックは変わりません。2020年9月のマイナーチェンジを前に生産を終了している分だけ、中古車相場がわずかながらに安いです。一部改良前後のモデルを検討する場合は、ぜひ候補に含めてください。

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中古車見極めの重要ポイント5つ

中古車の購入で失敗しないためには、以下の5つのポイントをチェックすることが重要です。

1.年式と走行距離のバランス

年式と走行距離のバランスは、「1年あたり1万キロ前後」が目安です。 走行距離が目安より長ければ、それだけ部品の摩耗などが起こっている可能性も高いです。

他方、目安に対して走行距離が短い場合も短距離での使用を繰り返していたり、長期間放置されて整備されていなかったりします。クルマは走らなさすぎも良くないので、走行距離が極端に短い車両も避けましょう。

2.メンテナンスの状況

クルマは、きちんとメンテナスを行っていれば20年でも20万キロでも走行できます。整備の状況は、それだけ重要です。

車両の整備状況は「点検整備記録簿」で確認できます。販売員に点検整備記録簿の有無を確認し、オイル交換などの定期的な整備が行われていたか、チェックしてください。

3.内外装の状態

車両チェックの際は、キズや凹みに限らず、臭いやシートの汚れなども確認してください。 例えばタバコの臭いがシートに染みついていたり、ヤニが天井に付いていたりする可能性もあります。

4.電装品や走行機能の異常の有無

車両の点検では、できれば試乗をさせてもらってください。試乗が不可能な場合も、エンジンをかけてワイパーやウォッシャー、エアコン、ハンドルの効きなどを確認しましょう。 「購入して走らせたら早々に不具合があった」と泣き寝入りにならないためにも、こうした徹底チェックは重要です。

5.保証の有無や返品の可否

3年落ち以内の高年式車両では、一般にメーカーの新車保証を継承できます。また販売店によってはお店独自の保証制度を有していますので、無償保証の期間や有償保証の内容を確認しましょう。

中古車の場合、保証は基本的に6カ月、できれば1年付けることが望ましいです。

ガリバーに中古車選びの相談を

ルーミーはモデル末期ながらも人気の高い車種で、中古車も多く流通しています。年式や走行距離のバランス、グレードの特徴なども踏まえながら、自分に合った一台を探しましょう。

ガリバーでは、中古車探しの相談も承っております。お客さまにぴったりの車両をご提案いたしますので、お気軽にご利用ください。

ルーミーのカタログ情報

トヨタ,ルーミー
現行モデル
平成28年11月(2016年11月)〜現在
新車時価格
146.3万円〜210.0万円

ルーミーの在庫が現在227件あります

以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。

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