2023年6月にフルモデルチェンジし、40系(4代目)となったアルファード。車両価格は廉価グレードでも500万円以上とかなり高めです。そこで注目したいのが型落ちした30系。ここではアルファード30系前期と後期モデルの違いを画像とともに解説します。
登録済み未使用車情報
アルファード30系の概要
モデル | ●系 | 販売期間 |
---|---|---|
3代目前期 | 30系 | 2015年1月~2018年1月 |
3代目後期 | 30系 | 2018年1月~2023年6月 |
4代目(現行) | 40系 | 2023年6月~ |
アルファード30系とは、2015年1月~2023年6月まで販売されていた3代目アルファードのことです。2018年のマイナーチェンジを境目に前期・後期に分かれ、デザインや装備、性能に一部違いがあります。
現在も中古車相場は高値を維持していますが、6月に発売された4代目(40系)は廉価グレードでも500万円オーバーする高価格ぶり。限られた予算の中でアルファードにこだわるなら、中古で30系を探すのがおすすめです。
アルファード30系前期と後期の主な違い
30系の前期と後期の主な違いは以下の通りです。
- 外観(特にフロントデザイン)
- 3.5Lエンジンの性能
- 安全装備
- 乗り心地と走行性
30系の前後期はフロントデザインを中心に外観の変化があるものの、雰囲気としては大きく変わりません。またパワーユニットも、3.5Lガソリンエンジンのみ変更となっています。一方で安全装備の差は大きく、前期型では少々安全性が心許ないです。
30系前後期の比較①外観
アルファード30系の外観は、前後期ともに迫力系のデザインを維持しています。しかしフロントデザインを中心に、後期型は前期以上に迫力を増したデザインとなっています。
最大の違いはフロントグリル
フロントデザインの主な違いは以下の通りです。
- フロントグリルの形状
- ランプ回りのメッキ加飾の形状
- ヘッドランプの形状
- フォグランプの形状
フロントグリルは、ナンバー上部に加飾が収まっている前期型に対して、後期型は縦基調の加飾がナンバー部分にまで伸びています。また後期はランプにメッキガーニッシュが大きく食い込み、バンパー部分も三角形を描くように加飾が入っています。
ランプ形状は、後期型の方が薄さが増して鋭い印象です。また後期の上位グレードでは3眼ヘッドランプを採用。前期型でやや目立っていたフォグランプは、車体下部に小さく収まる形に変わっています。
リアデザインも変化
リアデザインの主な違いは以下の通りです。
- メッキ加飾の形状
- テールランプの形状
- ランプの種類(後期はフルLED)
- ドルフィンアンテナ(後期は全車標準装備)
リアデザインに大きな変化はないものの、後期型ではメッキガーニッシュがやや横長に伸び、テールランプの上部に食い込んでいます。ランプの厚みがなくなり、スッキリした印象です。
30系前後期の比較②内装
内装は、後期型の方が高級感を増しているものの、木目パネルの色合いが変わっている以外は大きな違いがありません。木目パネルは各グレードで少しずつ変化があり、特に標準車とエアロ仕様車で色合いを変えています。
ただし最上位グレード「エグゼクティブラウンジ」では、シート素材やシート色に変化や追加があります。後期型では、シート素材は柔らかなナッパレザ―を採用。さらに新規に設定したエグゼクティブラウンジのエアロ仕様車「エグゼクティブラウンジS」では、シート色でホワイトが選択できます。
30系前後期の比較③走行性能・安全性能
30系の後期型では3.5Lエンジンが改良されている他、安全装備の充実やボディ剛性の向上といった点で変化があります。
後期は3.5Lエンジンのみ改良、低燃費に
アルファード30系は2.5Lガソリン車、3.5Lガソリン車及び2.5Lハイブリッド車から成り、このうち前後期で変化があったのは3.5Lガソリン車のみです。
後期型の3.5Lガソリンエンジンは、レクサスGSと同じ「2GR-FKS型」を採用。アイドリングストップを装備し、ATも6速から8足に変化したことで燃費が向上しています。最高燃費は前期9.5km/Lから後期10.8km/L(ともにFF、WLTCモード)に向上しました。走行性能もパワーアップし、加速力が増しています。
後期は全車でトヨタセーフティセンスを標準装備
30系の前後期で外せない違いが、安全性能です。前期型では一部グレードのみ搭載だった安全装備パッケージ「トヨタセーフティセンス」が、後期型では全車に標準装備されています。
トヨタセーフティセンスの中身も充実しており、後期型の自動ブレーキは夜間の歩行者と昼間の自転車を検知できるようになりました。さらに車線維持を支援する「レーントレーシングアシスト」も追加されています。
後期は乗り心地や操縦安定性も優れる
大きな差とは言えないものの、乗り心地や操縦安定性も後期型は向上しています。後期型ではボディ剛性が高められ、サスペンションも滑らかに動くようになっています。
【関連記事】30系後期モデルは2位に!2022年安全な車ランキング(ミニバン編)
アルファード30系の中古車相場とおすすめモデル
アルファードは非常に人気が高く、型落ちした30系と言えど中古車相場は高値を維持しています。ここでは前後期の相場価格と、性能の差を踏まえたおすすめモデルをご紹介します。
前期と後期で差が出る相場価格
アルファード30系の中古車相場は以下の通りです。マイナーチェンジ前後で価格は異なり、1年の違いでも前期型と後期型で差があります。
※相場価格は2023年11月時点の情報です。
ガソリン車 | ハイブリッド車 | |
---|---|---|
2017年式(前期) | 約300~400万円 | 約380~450万円 |
2018年式(後期) | 約370~490万円 | 約400~540万円 |
後期型はまだまだ価格が落ちておらず、中には新車時価格の90%を超える価格で売られている車種もあります。一方、前期型は相場価格が下がってきており、新車時の70%以下の価格で購入できるケースが多いです。
安全性の点では後期モデルがおすすめ
中古車相場があまり下がっていないものの、安全性能の差を考えるとおすすめは後期モデルです。総じて高価格であることを考えると、少しでも安い2018年式が狙い目です。
予算が届かず「とにかく安さ重視」「アルファードであることが重要」という場合は、前期モデルを検討しましょう。
グレードやエンジンの選び方
中古車はグレードやエンジンの種類でも相場価格やリセールバリューが変わります。以下では、2つのパターンについておすすめモデルをご紹介します。
- 豪華さ重視→エグゼクティブラウンジ
- 短期乗り換え→ハイブリッド車やエアロ使用車(S)
アルファードらしい豪華さを求めるなら、最上位グレードのエグゼクティブラウンジがおすすめです。元々は750万円以上で売られていたモデルですが、2018年式なら400~500万円台で買える車両も出てきています。
短期で乗り換えるなら、リセールバリューを考慮してハイブリッド車やエアロモデル(Sの付くモデル)を選ぶと良いでしょう。
小まめな在庫チェックを
アルファードは中古車市場でも非常に人気が高いため、好条件の車両を見つける上では小まめな在庫チェックが重要です。ガリバーではアルファードの中古車を多数扱っていますので、まずは条件に合う車両がないか在庫検索をしてみてください。
アルファードのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和5年6月(2023年6月)〜現在
- 新車時価格
- 540.0万円〜559.8万円
アルファードの在庫が現在461件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。