この記事の目次 CONTENTS
4月に自賠責保険の保険料改定
保険料は平均6.7%の値下げ
事故減少が保険料の値下げの理由
背景① 新型コロナによる交通量の減少
背景② 先進安全技術による事故の予防
安全なクルマの選び方
記事監修 CFPからのコメント

ライター紹介

記事監修 税理士

宮川 真一 氏

保有資格:税理士。1996年一橋大学商学部卒業。税理士法人みらいサクセスパートナーズ代表税理士。1997年から税理士業務に従事し、税理士として20年以上のキャリアがあります。 現在はM&Aや事業承継のコンサルティング、税務対応を行っています。自動車税、所得税といった身近にある税金関係の記事監修を得意としています。

4月に自賠責保険の保険料改定

自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は、自動車事故の被害者やその家族を救済するための制度です。自動車やバイクを所有する人すべてに加入が義務付けられていて、その保険料は法律によって定められています。

その自賠責保険の保険料が、2021年の4月に改定されました。

保険料は平均6.7%の値下げ

新保険料は2021年4月からの適用で、全体で6.7%の値下げとなっています。自家用車の具体的な新保険料は以下の通りです。

保険期間 37か月 36か月 25か月 24か月
乗用車 27,770円 27,180円 20,610円 20,010円
軽自動車 27,330円 26,760円 20,310円 19,730円

(※沖縄県、離島などの一部地域については、上記保険料例と異なります)
(※上記は主要な車種や保険期間を抜粋しており、他の車種や保険期間も選択することができます。その場合の保険料についても法律で定められています)

事故減少が保険料の値下げの理由

自賠責保険は、保険金の支払いが減ればその分だけ保険料が減るように定められています。今回の保険料の値下げも、事故が減った結果として支払い保険金額が減ったことが理由です。

事故が減った背景には「①新型コロナウィルスによる交通量の減少」と「②先進安全技術による事故の予防」の2つがあったと考えられます。

背景① 新型コロナによる交通量の減少

新型コロナウィルスの拡大による外出自粛により、特に緊急事態宣言下では自動車やバイクの交通量が減りました。事故に巻き込まれる歩行者や自転車の数も減ったため、結果として支払い保険金額の減少に繋がったのです。

背景② 先進安全技術による事故の予防

また長期トレンドとしては、先進安全技術がクルマに搭載されることによって事故が予防できているという点が考えられます。

古いデータにはなりますが、スバルが2010年から2014年にかけて販売された自社車両を調査したところ、アイサイト(※スバルの先進安全装備パッケージ)搭載車は、非搭載車に比べて「1万台あたりで事故件数が約6割少ない」ということが明らかになっています。

2010~2014年の頃と比べると、最近の安全技術は更に進歩しています。夜間でも歩行者を検知したり、事故の危険がある時に回避行動をとってくれたりするような装備も増えています。
こういった先進安全技術のおかげで事故の件数が減っているという要素も大きいでしょう。

安全なクルマの選び方

①の対歩行者衝突被害軽減ブレーキとは

最近は各社とも充実してきた安全装備。しかし一口に「自動ブレーキ搭載」といっても、「夜も対応しているのか」「歩行者や自転車も検知できるのか」など性能は様々です。

これから新車を買うのであれば、最低でも以下のような装備を備えたクルマを選ぶのがオススメします。

  • 昼夜のクルマ、昼夜の歩行者が検知できる自動ブレーキ
  • アクセルとブレーキの踏み間違えに対応する誤発進抑制制御
  • 後退時に左右からクルマを検知する後側方車両検知警報

最近では「緊急通報システム」を備えたクルマもあります。これはエアバッグが開くような事故を検知した場合には、自動で通報してくれるというシステム。ドライバーが意識がなくなってしまうような、一刻を争う事故の時に有効です。

ガリバーでは、軽自動車やミニバンなどクルマのボディタイプごとに「安全なクルマランキング」を発表しています。メーカー横断で評価しているので、ぜひ参考にしてみてください。
またガリバーのお店でも「最新の安全装備が付いたクルマが良い」「コスパと安全性を両立したい」などのご相談も承っています。お気軽にご相談ください!

記事監修 CFPからのコメント

自賠責保険は、値下げ傾向にあります。一方の任意保険は、車両価格の上昇により修理費が高額化しているなどとして値上げ傾向にあります。ただし、先進安全技術の搭載車は、事故が少なく任意保険が割引されますので、車選びの際はご参考にしてください。