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車検シール(車検標章)の見方はとても簡単!
車検シールは2種類存在する
車検シール(車検標章)を貼る位置は法律で決められている
車検シールの貼り方にはコツがある!
車検シールのデザインは2017年に変更された
まとめ

公道を走るクルマには、必ず車検シールが貼られています。
もしシールに記載してある車検の有効期限が切れていたり、そもそもシールが貼られていなかったりすると、重い罰則が科せられます。

車検シールの見方は簡単。
ひと目で、車検の有効期限がいつなのかを確認できる仕様となっています。
今回は車検シールの見方や有効期限についてなどをご紹介、貼り忘れた際の罰則についても解説していきます。

車検シール(車検標章)の見方はとても簡単!

車検シールとは、車検に合格したクルマに交付されるシールです。
正式名称は「検査標章」。
書かれている内容は、車検の有効期限です。
シールは、遠くからでも有効期限が分かるよう、大きな文字で書かれています。
なお、表面と裏面では記載が異なります。

車検シールには有効期限が書かれている

車検シールには表面と裏面があります。それぞれ、

  • 表面→2種類の数字
  • 裏面→日付と「自動車検査証の有効期間の満了する日」

が書かれています。

表面に書かれている2種類の数字は、それぞれ大きさが違います。
大きな文字が月を、小さな文字が年を表しています。
例えば、大きな文字で「12」、小さな文字で「32」と書かれていたとします。
この場合、平成32年、つまり令和2年の12月が車検の有効期間となります。

裏面にはさらに詳しい日付が、〇年〇月〇日と記載されています。
なお、裏面に書かれている「自動車検査証」とは車検証のことです。

なぜ車検シールを貼る必要があるのか

車検証は「国が定める基準に適合したクルマ」ということを証明する用紙です。
事故や違法改造を疑われた場合、提出を求められます。
そのため、クルマに常備しておかなければなりません。
しかし、有効期限が切れていると大変です。

そこで、運転手が常に有効期限を意識することを目的として、車検シールが存在します。
運転手が見える位置に貼っておき、有効期限を常に意識しておくのです。
また警察などが、有効期限切れのまま公道を貼っていないか、クルマの外側からでもすぐに確認できるようにという意味も込められています。

車検シール以外で車検切れを確認する方法

車検シール以外で有効期限を確認する方法もあります。
車検証で確認する方法です。
車検証の見方も簡単。
車検証の「有効期間の満了する日」の欄に、いつまで車検が有効なのかが記載されています。
もし愛車の次回車検の日が分からなければ、車検シールと車検証、どちらかの方法で確認するようにしましょう。

車検シールは2種類存在する

車検シールは、2種類存在します。
軽自動車と普通車で、シールのデザインが異なるのです。
この2つの違いを詳しく見ていきましょう。

普通車の車検シール

普通車の車検シールは、薄い青の下地に黒色の文字です。
発行場所は陸運局。
サイズは40㎜×40㎜となっています。

  • 発行機関:陸運局
  • 車検シールの特徴:青ベースに黒文字
  • サイズ:40㎜×40㎜

軽自動車の車検シール

軽自動車の車検シールは、軽自動車検査協会が発行しています。
色は、下地が黄色で文字が黒色となっています。
サイズは、普通車と同じ40㎜×40㎜です。

  • 発行機関:軽自動車検査協会
  • 車検シールの特徴:黄色ベースに黒文字
  • サイズ:40㎜×40㎜

車検シール(車検標章)を貼る位置は法律で決められている

車検シールを貼る位置は決まっています。

貼り付けられる場所は

  • フロントガラスの上部1/5
  • 運転の妨げにならない箇所

と法律で決まっているのです。
つまりフロントガラスの中央上部か助手席側の上部となります。

これに以外の場所に貼っていれば、車検を通ったクルマであっても保安基準に不適合となるため、違法となる場合があります。
認証工場ではすでに車検シールを貼り付けた状態で渡されることが多いです。
しかし、指定工場では車検シールを後日郵送される場合もあるため、自信がなければ整備工場へ出向き貼り付けてもらいましょう。

ユーザー車検では車検シールを貼る位置を必ず確認しておく

ユーザー車検を受ける方は車検に合格後、車検証と同時に車検シールが渡されます。
自分で貼り付ける必要があるので、間違った箇所に貼り付けてしまわないように注意しましょう。
貼り付けルールを覚えておくと良いでしょう。

車検シールを貼り忘れるとどうなるの?

車検シールを貼り忘れると、処分の対象になってしまいます。
というのも、「道路運送車両法第六十六条」では、『国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない(前半省略)』と定められているのです。
もし違反した場合、運転免許の点数ではなく、罰金制度が適応され最大50万円の罰金を課される場合があります。

しかし実際にこの罰則が適応されることは少なく、もし車検シールを貼っていなかった場合でも、車検証と自賠責の提示をすれば注意で済むことも多くあります。
しかし何度も同じ注意を受けていたり、車検証や自賠責の提示ができなければ、取り調べを受けたり、不審物の捜索を受けたりするため注意しましょう。

なお、車検証をクルマに常備していないケースが見られます。
しかし、車検証はクルマの免許書。
クルマを運転する人が運転免許を常備するのと同じく、クルマも公道を走るのであれば車検証という証明書を常備しなければなりません。
「車検はしっかり受けているから、調べてもらえば大丈夫」と思わず、車検証を常備し、車検シールを必ず貼り付けておきましましょう。

車検シールの貼り方にはコツがある!

2枚のシールからなる車検シール。
貼る際には、どの面を合わせ、どの向きで貼ればいいのかなど、注意すべきことがたくさんあります。
もし、向きなどを間違えてしまうと、はがすのは大変です。

そこで車検シールの失敗しない貼り方をご紹介します。

まず、車検シールには黄色や青などの色のついたシールと、透明なシールの2種類があます。
その2つを合体させて1つにする必要があるのです。

手順は、下記の通り。

  1. 色のついたシールの右半分を土台からはがす
  2. はがした部分の土台を山折りにする
  3. 色のついたシールの右側を透明シールの上に貼り合わせる
  4. 色のついたシールの左半分をはがし透明シールに貼り付ける
  5. 透明シールの土台をはがしフロントガラスに貼り付ける

色のついたシールを透明シールに貼り付け、その後に合体したシールをフロントガラスに貼り付ける、というイメージを持ってもらえば分かりやすいのではないでしょうか。

なお、もし貼り付けに失敗しても、車検シールは再発行可能です。

車検シールのデザインは2017年に変更された

車検シールのデザインは、2017年に変更されています。
家庭用乗用車の車検有効期間は、新車時から3年、それ以降は2年ごととなっているため、古い車検シールを貼り付けているクルマはもうないはずです。
一時抹消登録をしているクルマなどであれば、古いシールを貼っている場合もありますが、基本的には古い車検シールを貼っていた場合はすでに車検が切れている可能性が高いため、注意しましょう。

また、2019年の5月に平成から令和へと和暦が変わりました。
車検シールは和暦を採用しているため、2年前に車検を受けたクルマやそれ以前に新車を購入している場合、年の部分が33年や32年と表示されていますが、違反ではありません。
2020年~2023年までは、平成表示と令和表示が入り混じります。

旧デザインと新デザインの違いとは

2017年にデザインが変更された車検シールですが、具体的にどう変更されたのでしょうか。

旧デザインの車検シールはひと回り小さい、30㎜×30㎜の青、もしくは黄色のシールの上に40㎜×40㎜の透明シールを貼っていました。
しかし、現在は透明シールと文字の書かれた青もしくは黄色のシールともに、40㎜×40㎜となっています。
また文字自体も大きくなり、日付が見やすくなりました。

また軽自動車の車検シールは、旧デザインでは、和暦の表示部分に小さく丸い穴が開いていました。
新シールではその穴が無くなり、代わりに楕円形の丸の中に和暦が書かれ、その下に月が書かれています。
普通車の車検シールは、現在の軽自動車のようなデザインだったものが、楕円形の丸が無くなって斜めに大きさの違う数字が記載されるようになりました。

車検シールは遠くからでも分かるような工夫がされているのです。

なお、裏面の表示方法は普通車、軽自動車ともに変わりません。

車検シールの横に貼られている「ダイヤルステッカー」とは?

クルマのフロントガラスには車検シールのほかに、丸状のダイヤルステッカーが貼られています。
これは、国が定める「法定点検」を行った際に発行されるステッカー。
丸ステッカーとも呼ばれ、家庭用乗用車であれば、1年ごとの貼り換えを行わなければならないものです。

このステッカーも車検シール同様に、表面と裏面で記載方法が違います。

表面にある中央の大きな数字は、次回の法定点検の年を表しています。
そしてその周囲には1から12までの数字が書かれてあり、実施月が白くなっています。
中央の年と白い部分の月を見ることで、次回の法定点検時期を確かめられるようになっているのです。
貼る際は、実施した月の部分だけを残し、その他の部分をはがすと覚えておきましょう。

そして裏面には

  • 実施した工場の名前
  • 認証番号
  • 実施年月日
  • 次回点検を行う日

この4つが書かれてあります。

法定点検は軽自動車、普通車関係なく1年ごとと決まっているため、毎年貼り換えが必要です。

まとめ

車検シールは、車検に合格したクルマに貼り付けることができるシールです。
フロントガラス上部の1/5かつ、運転の妨げにならない場所に貼り付けます。
そして車検シールに書かれてあるのは、車検の有効期限です。
表面と裏面で違うものの、どちらもいつまで車検が残っているのか一目で分かるような工夫がされています。

ユーザー車検などを利用する場合は、自分で車検シールを貼り付ける必要があるため、つい車検シールを貼り忘れてしまう可能性があります。
しかし、車検シールの貼り付けは義務。
貼り忘れたり、期限の切れたものを使用したりしていると、罰金が発生する可能性もあります。
愛車の車検はしっかりと受け、適切な場所に車検シールを貼り付けておきましょう。