この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
2016年・2017年輸入車販売ランキング1位
ただの模倣品ではないBMWミニ
先代から引き継がれるエクステリアデザイン
車としての基本性も高評価
自分のこだわりを満たす1台を

2016年・2017年輸入車販売ランキング1位

2017年に日本自動車輸入組合が発表した「外国メーカー車モデル別新車登録台数ランキング」によると、BMWグループのMINI(以下BMWミニ)が2年連続でトップとなった。2017年1年間の販売台数は25,427台で、続く2位のフォルクスワーゲンのゴルフが22,839台、3位メルセデスベンツCクラスは16,560台となっている。

街で見かける機会も増えたミニだが、なぜこのように人気を博しているのだろうか。BMWミニには、いったいどんな魅力や特徴があるのかについて改めてご紹介したい。

ただの模倣品ではないBMWミニ

「元祖ミニ(以下クラシックミニ)」は、イギリスの自動車メーカーであるBMC社(ブリティッシュモーターコーポレーション)製の車両で、全長3,051mm全幅1,410mmと超コンパクトなボディを持った大衆車である。

特に、日本では軽自動車並みにコンパクトなサイズと、愛らしいデザインが人気を呼び、モデル末期に生産された車両の大半が日本向けだったと言われている。しかしBMC社のミニとしての歴史は、2000年に幕を下ろす。

世界中のユーザーから幅広い支持

その後、2001年に登場することになるBMWミニは、BMWがミニに関するすべての権利を取得したことから開発がスタート。従来のクラシックミニとは似ても似つかない近未来的なコンセプトカーが作られるなどしたが、BMWが選んだのは、誰が見てもミニだとわかるクラシカルなものであった。

その上で、現代の持てる技術を使いながらも、愛くるしい往年のミニの面影を色濃く残した、BMWミニが誕生し、世界中ユーザーから幅広い支持を受けることになるのである。それは、ただ昔の車の模倣をするのではなく、ミニ本来のアイデンティティを継承したまま、見事に蘇らせることに成功した証でもあるのだ。

先代から引き継がれるエクステリアデザイン

BMWミニ最大のウリは、何と言ってもクラシックミニを彷彿とさせる、クラシカルで愛らしいエクステリアだろう。しかも、ただクラシカルにしているのではなく、現代のデザインを用いて上手くクラシカルな要素を取り入れている。

自分だけのBMWミニを

ヘッドライトのデザインは、これぞミニといった丸型のデザインが採用されてるが、生身は最新のアダプティブLEDヘッドライトになっており、速度や積載量をもとに自動で光軸を調整してくれる。

また、ミニ伝統のブリティッシュグリーンをはじめ、ポップで多彩なカラーリングを選ぶことが可能で、例えば、現行型3ドアミニONEの場合、展開されるカラーは12色とバリエーション豊か。

さらにルーフはホワイトとブラックの2色、ミラーキャップに至っては12色の中から選ぶことが可能で、カラーリングの組み合わせだけでも、288通りにもなる。また、オプションまで含めたホイールの種類も16種類あり、ここまでくると、バリエーション数を計算するのが馬鹿らしくすら思える。

これだけの選択肢があれば、まさしく自分だけのBMWミニを手に入れることができ、こだわり派の男性だけでなく、おしゃれに敏感な女性もきっと満足するだろう。

コンパクトカーでありながら上質且つ個性的なインテリア

国産車輸入車問わず、コンパクトカーの内装はチープになりがちだが、BMWミニのインテリアは、プレミアムコンパクトと呼べるほど、おしゃれで質感の高い仕上がりになっている。また、見た目だけでなく、細かなところにまで、クラシックミニを彷彿とさせるインテリアに仕上がっている点も注目していただきたい。

クラシックミニのインテリアで特徴的なのが、センターに配置されたスピードメーターであるが、BMWミニでもセンターに大型のセンターメータを備える。しかし、現行型ではスピードメーターはハンドルの前に、センターの円形ベゼルには、最新式のカーナビがビルトインされている。

その他、エアコンルーバーやドアハンドルなども円形で統一し、クラシックミニから一貫して継承されるコンセプトを受け継いでいることがわかるだろう。また、スタートスイッチをはじめとした各種スイッチが、トグルスイッチになっているなど、とにかくクラシックミニの伝統を守り、こだわり抜いたインテリアになっている。

車としての基本性も高評価

BMWミニが評論家などからも評価されている点が、車として基本性能のレベルが高いことが挙げられる。BMWミニのフロントにはマクファーソンストラット、リヤはマルチリンクとなり、コンパクトカーとしては少々オーバースペックとも思える足回りになっている。そのおかげで、FF車でありながら、キビキビしたシャープなハンドリングを実現している。

そして、現行型(第3世代)のエンジンは、ガソリンが1.2L/1.5Lの3気筒と2.0L4気筒の3種類で、いずれもダウンサイジングターボ。そして、最近の流行でもある4気筒ターボディーゼルとなっている。どのエンジンも良い意味でBMWらしさが無く、どちらかと言うと荒々しい回転フィールが独特だ。

このほかにも、シャシ―剛性や、ミッションなどすべての構成パーツが高次元の出来栄えであり、これらすべての造り込みを施した結果、クラシックミニに乗ると感じる、まるでゴーカートのように軽快な乗り味を感じることができるのである。

基本を押さえた安全装備

BMWミニは、デザインや走行性能だけにこだわっているわけではなく、現代の車にとって欠かすことのできない安全装備もしっかり備えている。

レーダーとカメラを使った自動ブレーキや、クルーズコントロールといった先進装備が採用されていない点は残念ではあるが、運転状況などに合わせて、車輪間の制動力を調整するEBDや、コーナリング時にアンダーステアやオーバーステアを抑制するCBCなどの先進的なブレーキを採用。

レーダーとカメラを使った先進の安全装備を搭載するためには、内装やバンパーのデザインなどを工夫しなければならないが、安全装備はこれからの車に必要不可欠な装備であるため、一刻も早く装備されることを期待したい。

自分のこだわりを満たす1台を

売り上げ台数1位が証明している通り、BMWミニは日本においてとても人気のある車種である。そのため、中古車市場には、非常に多くの台数が出回っており、予算や希望に合わせた1台を見つけることは難しくないだろう。

これから長くBMWミニに乗りたいのであれば新車を選ぶのもヨシ。気に入った1台が見つかれば、中古車を購入して予算を抑えるのもヨシ。BMWミニはあらゆるこだわりが詰まった車種であるだけに、是非自分に合った1台を手に入れてほしい。