- この記事の目次 CONTENTS
- 日本では3シリーズに継ぐ売れっ子
- 誰が見てもBMWとわかるエクステリア
- 選べるパワーユニット
- BMWらしいFFミニバン
- 同乗者にも安心を
- 2シリーズアクティブツアラーの価格・グレード情報
日本では3シリーズに継ぐ売れっ子
BMW2シリーズアクティブツアラーは、Cセグメントに属する5ドアモデル。BMW史上初めてFF(前輪駆動)を採用し、さらに本格的なコンパクトミニバンということで、発売前からさまざまなメディアはもちろん、BMWエンスージスト達の間で話題となっていた。
4,350mmという全長は、国産車で人気の4,200mmクラスのコンパクトミニバンよりも若干大きく、1,800mmの全幅は3ナンバーサイズではあるが、日本でも特別大きさを気にしながら運転する必要ないサイズ感である。
日本のための仕様
本国で販売されている2シリーズアクティブツアラーの全高は1,586mm。しかし、日本仕様では、専用のスポーツサスペンションやシャークフィンアンテナを標準装備として、36mm低い1,550mmに抑えられている。この高さと横幅であれば、日本にある一般的なタワーパーキングにも対応可能だ。
2シリーズアクティブツアラーのデザインや、過度なパワーを持たない実用的なエンジン、さらに、大き過ぎないパッケージは明らかに日本のユーザーにピッタリ。BMWは高級スポーツセダンメーカーという認識でしかなかったような、新たなユーザーを取り込むには十分魅力的な1台と言えるだろう。
誰が見てもBMWとわかるエクステリア
キドニーグリルにL字のテールランプ、また、パキッ折り目正しいキャラクターラインなどは、車に詳しくない人が見ても一目でBMWと判別することができるデザイン。さらに、ボンネットからフロントガラスにかけての滑らかなラインは、背が高いミニバンスタイルであってもBMWらしさの残るポイントの一つ。
3シリーズなどのいわゆる王道のBMWスタイルと比較すれば、多少ミニバン特有の野暮ったさは感じるものの、ただ単に1シリーズを大きく膨らませただけではなく、BMWらしいデザインに仕上がっているのは、BMWのデザイン力あってこそである。
BMWらしさは残しつつもミニバンらしいインテリア
2シリーズアクティブツアラーのような車に興味がある、または、今後購入を考えているというユーザーにとって、一番気なるのはやはり室内空間ではないだろうか。BMWがFRを捨てFF化したことによって、高さのある開放的な空間を確保。40:20:40で分割可倒式のリヤシートは、左右で独立して130mmスライドすることができるので使い勝手も良い。
ミニバンらしく使い勝手も考慮されたインテリアを持ちながらも、BMWらしさをしっかりと盛り込み、洗練されて落ち着いた空間は、家族や友人を乗せての長距離移動でも苦にならない。
選べるパワーユニット
2シリーズアクティブツアラーのパワーユニットは、大きく分けてガソリン、ディーゼル、PHVの3種類。ガソリンエンジンは、3気筒1.5Lと4気筒2.0Lで共にターボで過給され、1.5Lが最高出力136ps最大トルク22.4kgm、2.0Lは最高出力231ps 、最大トルク35.6kgm。さらに2.0Lディーゼルは、最高出力150ps/最大トルク33.7kgmを発揮しながらも、JC08モード燃費22.2km/Lという燃費性能を誇っている。
ファミリー層向けだからこそPHV
2シリーズアクティブツアラーのPHV(プラグインハイブリッド)は、3シリーズのPHVとは多少趣が違い、3気筒1.5Lエンジンで前輪を駆動し、88ps/16.8kgmの電気モーターで後輪を駆動する。FF/FR/AWDという3種類の駆動方式を、ユーザーの任意選択もしくは、路面状況に応じた自動切換えによって使い分けている。
このハイブリッドシステムは最大で42.4kmまでガソリンを使用しない、いわゆるEV走行が可能。駅への送り迎えや買い物程度であれば、ガソリンを消費することなく、毎日使用することも十分できてしまう。
BMWらしいFFミニバン
BMWの魅力を語る上で、車と一体となったような切れの良いハンドリングがあるが、やはりそれは、コストが掛かってでもBMWがこだわり続けたFR特有のメリットに他ならない。背が高く、前輪で「曲がる」と「走る」をこなさなければいけないFFミニバンには、限界があるのは仕方がない。
しかしそれは、あくまで今までの3シリーズや5シリーズを基準にした場合の話。同セグメントのFFミニバンと比較すれば、十分な出来栄えであり、BMWミニで培った開発ノウハウが十分活かされていると言える。
ドイツ車らしからぬ軽快さ
BMWに限らず、ドイツ車の操作感は全体的に重めな味付けのことが多いが、2シリーズアクティブツアラーでは、ハンドルやブレーキといった操作感が軽めに感じる。とは言っても、軽すぎてフワフワするような不安感を伴う軽さではなく、今まで国産車にしか乗ってこなかった女性でも、特に違和感を覚えることなく安心して運転できるという程度である。
同乗者にも安心を
ファミリー層をメインターゲットにする2シリーズアクティブツアラーには、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキ、レーンディパーチャーウォーニングといった基本的な予防安全技術を標準装備。ドライバーはもちろん、同乗する家族の安全も重要になるモデルである以上、先進の安全技術が標準装備なのはうれしいポイントだ。
快適なロングツーリングための装備
通常時468Lもの容量を持つラゲッジスペースは、2シリーズアクティブツアラーの魅力の一つ。そのラゲッジにアクセスするためのリヤゲートは、リモコンキーを持ったまま、足をリヤバンパーの下で左右に動かすだけで開閉できる機能(グレードによりオプション)を備える。
また、視認性の高い8.8インチワイドディスプレイなど、普段使いから、ロングツーリングまで快適に使用するための装備が充実している点も見逃せないポイントだ。
2シリーズアクティブツアラーの価格・グレード情報
・218i アクティブ ツアラー 363万円
・218i アクティブ ツアラー Luxury 413万円
・218i アクティブ ツアラー M Sport 405万円
・218d アクティブ ツアラー 384万円
・218d アクティブ ツアラー Luxury 434万円
・218d アクティブ ツアラー M Sport 428万円
・218d xDrive アクティブ ツアラー 407万円
・218d xDrive アクティブ ツアラー Luxury 457万円
・218d xDrive アクティブ ツアラー M Sport 451万円
・225i xDrive アクティブ ツアラー M Sport 537万円
・225xe iPerformance アクティブ ツアラー Luxury 523万円
・225xe iPerformance アクティブ ツアラー M Sport 544万円
2014年から販売が開始された2シリーズアクティブツアラーは、初回車検を迎えるころであるため、中古車としてはまさに今が買い時である。もともと最安値のモデルは363万円代からと手ごろで、中古車を選択してより高いグレードを狙うか、新車を選択するか、どちらを選択しても、お買い得感のある価格で購入することができる。そのため、中古車新車問わず、一度見積を入手してみてはいかがだろうか。
2シリーズのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和4年3月(2022年3月)〜現在
- 新車時価格
- 447.0万円〜819.7万円
2シリーズの在庫が現在54件あります
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