ガリバーと言えば中古車の買取・販売でおなじみですが、ひとつのテーマに絞った特化型店舗として展開するガリバーブランドがあります。
それが、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディを中心とした高級輸入中古車専門店の「LIBERALA(リベラーラ)」です。
LIBERALAは1号店である「LIBERALA麻布」を2013年2月に東京都港区にオープンし、その後着実に店舗を増やし、現在は全国に十数店舗を展開し
麻布以外の全店舗は、BMW,メルセデス・ベンツ、Audiの専門店になります。
これは2018年国内800店舗展開に向けた取り組みの一環で、LIBERALAは輸入車のユーザー層に対してのブランドとして位置づけて、積極的な店舗展開を進めているのだといいます。
では、具体的にこれまでのガリバーブランドとはどのような点が違うのでしょうか。
今回は2013年8月に東京都世田谷区代田に2号店としてオープンしたLIBERALA世田谷店へ伺い、チーフコーディネーター（店長）の上野さんにお話を伺って来ました。
――まず、お店の特徴を教えてください。
『ベンツ、BMW、アウディの3メーカーのクルマを一つの場所で連続で試乗して試すことができるということをキーワードとしています。
ベンツのお店に行ったら基本的にベンツしか乗れませんし、BMWならBMWしか乗れません。
そうするとお店からお店へ移動する時には自分のクルマに乗ることになりますので、感覚を忘れないうちに次のクルマを試すということができないわけです。
それが同じ場所で比べられるのであれば、見た目でも比べ、大きさでも比べ、ドアを開けて匂いを嗅いで比べ、さらに試乗コースでそれぞれのクルマを乗ってみて比べるということをしますと、その違いが明確にわかります。
その中で自分が一番良いと思うものを選んでくださいねっていうのをコンセプトにしています』
――3つのドイツメーカーを取り扱う理由は？
『やはりドイツメーカーは世界的にみて信頼性が高いというのがあります。
相場にしても極端に上がったり下がったりするものではないですし、機能的にもハイパフォーマンスでデザイン性も優れています。
輸入車が初めての方であっても取り扱いがしやすい、取っ掛かりやすいというメリットがありますし、輸入車のことをよく知っている方でも満足頂けますのでその3メーカーを扱っております』
――コンセプトの一つに「五感で較べる」というのがあるそうですが、具体的にはどういうことですか？
『外観で言うと普通の中古屋さんという感じではなくて、高級店といった感じの建物の構えであったり、使っているソファーや机もそれなりの物を揃えていますし、店内には本の置いてあるラウンジもありまして、そこでコーヒーを飲めるようにもなっています。
コーヒーの味を楽しみながらほっこりしつつクルマに乗ってみて、質感や匂い、乗り心地などを確認して頂きます。
そうした色々な仕掛けをほどこして、お客様の五感というものを刺激して気持ちを高めてもらいながらじっくりと選んでもらうという意味です』
――試乗というのはお店の周辺でやるんですか？
『はい。今のところコースは2つに絞っていますが、店を出て一周7分前後くらいで戻って来られる設計にしています。
ハンドルの取り回しがちょっときつい曲がり角であったり、直線で踏み込める部分であったり、デコボコしたところを通った時のクッション性であったりというのをある程度体感できるようなコースがひとつ。
あとは、特に走行性能を見てみたいという方には環七を一直線で走ってもらったりしますね』
――試乗する時は事前の予約が必要ですか？
『展示場の奥に置いてあるクルマもありますので予約をして頂いた方が望ましいですね。
ただ長くても15分くらいあれば試乗できる準備は整いますので、よほど時間がない方でなければ当日でも問題はないと思います』
――販売だけでなく買取も行っているということですが
買取の方も輸入車限定なんですか？
『いえ、そんなことはないです。
母体はガリバーですので、国産車であっても取り扱います。
うちの店に展示することはできなくても、日本全国のガリバーからしてみれば喉から手が出るほどほしいクルマはたくさんありますので（笑）』
LIBERALA世田谷店の特徴の一つに、ブックディレクターの幅允孝（はば・よしたか）さんが手掛けたこだわりのライブラリーがあります。
お客様が自由に本を読めるだけでなく希望する方には貸し出しも行っており、ここにも五感で較べるための仕掛けが施されているといいます。
――置いてある本の種類は？
『クルマの本ばかりではなく、動物関係の本もあれば、園芸、料理の本もありますし、ホテル、クルーザー、ヨットなどの本も揃えています。
ただ趣味の本を集めているというわけではなくて、クルマに乗ってどこに行きましょうとか、クルマに乗って何をしましょうとか、こういったクルマに乗るならこういう趣味もあっていいよねとか、そういったインスピレーションを刺激して想像力を膨らませられるような本を多く揃えています』
LIBERALA世田谷店へ伺い、お話を伺ってみて
コンセプトの一つである「五感で較べる」という意味が最初は良く分からなかったのですが話を聞き
雑誌等で書かれている車のスペックだけでなく、お客様の「五感」で実物を較べてもらいたいという思いが強く感じる店構えという印象を受けました。
店舗には様々な仕掛けが用意されており、「見て・触って・乗って」とまさに五感をフル動員させて各ブランドを比較・検討できる場所になっているというのはLIBERALAならではの魅力ではないでしょうか。
輸入車が初めてのお客様であっても、ステータス感を味わいながら安心してクルマ選びができるサービスが満載のLIBERALAは、既存の中古車販売店のイメージとはまったく違うガリバーブランドです。
輸入車の購入を検討されている方は、ぜひ一度お近くのLIBERALA店舗に足を運んで頂き、「贅沢な時間」を過ごしながら自分にぴったりの一台を選んでみてください。
