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<スバルのアイサイト対策?高い安全装備を得たことで、小さな高級車としての価値をアップ!>
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アクセラのボディタイプは5ドアハッチバックとセダンを用意。フォルクスワーゲン ゴルフなどがある激戦のCセグメントに属するモデルだ。このマツダ アクセラは、多くのパワーユニットをもつ。まず、ガソリンとディーゼル、ハイブリッドの3つから選べ、さらにガソリン車は1.5Lもしくは2.0Lから選ぶことができる。3タイプ4種類のパワーユニットから選ぶことができる数少ないモデルだ。
また、このパワーユニットが、それぞれ個性的。2.2Lのクリーンディーゼルは、走り意識したもので、とにかく速くて燃料経済性も高い。トヨタから得たハイブリッド車は、燃費性能に優れている。ガソリン車は、燃費と走りのバランスに優れ、価格もリーズナブルだ。
マツダは、そんなデビューから1年足らずのアクセラを一部改良し、新たなグレードを用意した。今回追加された新グレードは、アクセラの1.5Lガソリンエンジン車(FF)に、上級機種「15Sツーリング」 が用意された。アクセラ15Sツーリングは、日本メーカーの1.5Lクラス車として初めて、中高速走行時の衝突被害をブレーキの自動制御で回避または軽減するスマート・ブレーキ・サポート(SBS)及び約30~100km/hの範囲で自動追従走行を可能にするマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)を装備した高い安全性能をもつグレードとなっている。
コンパクトカーや軽自動車を中心に、赤外線を使用した追突被害軽減自動ブレーキが普及しているが、アクセラ15Sツーリングに搭載された安全装備は、赤外線にミリ波を加えたもの。ミリ波は赤外線に比べると、検知距離や長く、大雨などにも影響されないなどのメリットがある。検知距離が長いということは、より高い速度にも対応できる。速度が高ければ高いほど事故のダメージは大きくなるので、より高い速度域で自動ブレーキが作動するのであれば、当然、被害軽減という役割も大きくなるのだ。
ミリ波は高性能な分、赤外線より高価になる。そんな理由があるため、コンパクトカーや軽自動車には赤外線が使われている。そのため、価格が重視されがちな1.5Lクラスに、高価な安全装備が標準装備されることはなかっただけに、1.5Lクラス初となる標準装備化は高く評価できる。
大きなクルマからダウンサイジングする顧客が多い中、求められるのは安くてそれなりのクルマだけではなく、小さくても安全で低燃費、高品質なクルマというニーズも多い。そういった顧客への対応という意味も15Sツーリングにはあるのだろう。
また、アクセラがこうした装備を標準装備化したのには、ライバルとなるスバル インプレッサ の存在がある。インプレッサには、ぶつからないクルマで話題となったアイサイトがある。自動ブレーキ=アイサイト というブランドが浸透したこともあり、インプレッサの販売は好調だ。
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新たに追加されたマツダ アクセラ15Sツーリングの価格は2,138,400円。15Sに比べ約22万円のアップとなっている。随分高くなった印象だが、追加装備を考えるとそれなりの価格アップというところ。割安感はそれほどない。割安感といういう意味ではアイサイトが勝っている。もう少し、割安感があれば買いやすいモデルになるだろう。
■価格:2,138,400円(6AT/6MT)
アクセラのカタログ情報
- 平成25年11月(2013年11月)〜令和1年5月(2019年5月)
- 新車時価格
- 171.2万円〜331.0万円
アクセラの在庫が現在5件あります
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