![1383037332 日産キューブ](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/drivinghigh/20220907/20220907203059.jpg)
<爽やかでカジュアルなロルブーセレクションが登場>
![1383044417 日産キューブ](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/drivinghigh/20220907/20220907203102.jpg)
2012年10月には、いつまでたってもアイドリングストップ機能を付けないメーカーがあるものの早くもアイドリングストップ機能を装備。低燃費化への対応も早かった。しかし、2013年度に入ってからは、月販2,000台を割る月も出てきており販売面では苦戦が続いている。
その理由は、ノートが2012年8月デビューしたことがあげられる。日産イチオシのコンパクトカーということもあり、セールスパワーもノート中心に移行したことも要因だろう。ただ、キューブのようなユニークなキャラクターをもつコンパクトは、国内メーカーでは数少ない。他のメーカーにはなので、顧客に飽きられないように、大切に売る努力も必要だ。
![1383044420 日産キューブ](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/drivinghigh/20220907/20220907203105.jpg)
日本の交通事情を考えると、クルマで走って楽しいと感じることは少ない。しかし、多くの自動車メーカーが走る楽しさをアピールする。しかし、クルマの価値は、何も走って楽しいことだけではないのも事実だ。お気に入りの空間ならば、移動もずっと楽しくなるし、リラックスできる。そんなクルマなら、思わずどこかに行きたくなったりもするだろう。キューブのロルブーセレクションは、そんな数少ないクルマといえる。
シート以外では、本革巻3本スポークステアリングとメッキインナードアハンドルを設定。ボディーカラーは、北欧の大自然をイメージした日産新色のスオミブルーを全グレードに採用。全9色のボディーカラーをラインアップした。エコカー減税は、ベース車と同様に2WD全車がエコカー減税に適合し、自動車取得税と自動車重量税が75%減税となる。
価格は1,564,500円。15Xに対して31,500円高。この金額で、これくらいオリジナリティがアップするのなら、なかなかお買い得。ただし、単純におすすめはできない。問題は、15Xがベースなので、今時、横滑り防止装置(VDC)がオプション設定。そろそろ標準装備化してほしい。また、今時、軽自動車でも標準装備化が進んでいるオートライトも無い。こういった装備が無いということを理解して買う必要がある。
日産は、キューブを自分のこだわりや個性を大切にしたい若者をターゲットとしているという。別に若者でなくても、インテリアの上質感もや個性を求めるはずだ。若者と決めつけずに、中高年も納得できるような質や仕様を考えることも必要だろう。そうなれば、どちらかというと実用車的なノートとの棲み分けができ、キューブの価値はさらにアップするのではないだろうか。
■日産キューブ ロルブーセレクション 1,564,500円
ロルブーセレクション4WD 1,792,350円