消費税増税が予定通り、5%から8%となった場合、当然2014年1~3月が駆け込み需要のピークとなる。そもそも、2~3月は自動車販業界が1年の内で最大の繁忙期。さらに、国産メーカーディーラーのほとんどが3月末で決算となる。
ただでさえ忙しい時に、増税前の駆け込み需要がプラスされるわけだから、一体どれだけの顧客が来るのか想像できないのが現状だ。
ただでさえ忙しい時に、増税前の駆け込み需要がプラスされるわけだから、一体どれだけの顧客が来るのか想像できないのが現状だ。
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国産車の場合、ITを駆使しクルマの販売は受注生産に限りなく近い状態となっていて、昔のように販売会社が多く在庫をもつということが少なくなっている。通常の2~3月なら、例年に習い生産計画が組まれるのだが、駆け込み需要がどれほどのものになるのか、まったく分からないと生産計画そのものが作れない。さらに話をややこしくしているのが、新型車の存在だ。
秋から年末年始にかけて、東京モーターショーの開催もあり、2013年度は多くの新型車が投入される。この新型車が新たに生産ラインに加わるので、新型車が爆発的に売れると、既存車の生産が少なくなり駆け込み需要に対応できないことも予想できる。
そんなこともあり、現在、増税されることを見込み、多くの自動車メーカーが人気車種を中心に繁忙期に向けて在庫を多く持つための準備に追われている。
しかし、在庫とはあくまでメーカーが「このクルマが売れるはず」と見込んでいる車種やグレード、色、オプションなど装着したクルマだ。そのため、自分が欲しいと思っている車種やグレードではないこともありえるのだ。
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国産車の場合、ITを駆使しクルマの販売は受注生産に限りなく近い状態となっていて、昔のように販売会社が多く在庫をもつということが少なくなっている。通常の2~3月なら、例年に習い生産計画が組まれるのだが、駆け込み需要がどれほどのものになるのか、まったく分からないと生産計画そのものが作れない。さらに話をややこしくしているのが、新型車の存在だ。
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新車の魅力は、なんといっても自分が気に入った仕様が選べることにある。それにも関わらず、繁忙期に慌てて新車を買いに行ったら「クルマそのものが無い」とか「気に入った仕様にすると3月末までに登録できない」といったことがおきると予想できる。
とくに、輸入車は注意が必要。輸入車の場合、国内に生産工場を持たないため、海外から船便で運ばれてくる。注文してから日本に到着するまでに早くて2ヶ月と言われている。そのため、輸入車は在庫販売が基本となっていて、在庫にないクルマは2ヶ月以上待つのが当たり前になっている。
駆け込み需要に向けて輸入車メーカーも在庫車を多く持つための準備を始めている。色やオプションなど、多少妥協した新車選びでもいいという人ならいいが、せっかくの新車なのだから、お気に入りの1台を選択したいと思うのは当然だ。
満足いく1台を選び、増税前にシッカリと新車を手に入れたいのなら、まず、クルマはスグに作れないということを理解する必要がある。かつ、早めの行動が基本。頻繁に販売店に行くことをおすすめする。
そこで必ず聞かなくてはならないのが、納期。例えば、今注文したのならいつ登録できるのか? と、いうことを聞いてみるといい。
1ヶ月以内なら、もう少し後に伸ばしてもOK。それでも、1月には決めたい。2ヶ月待ちなんていう人気車は、注意が必要。恐らく、1月に注文しに行っても3月登録に間に合わない可能性が高いので、年内に注文したいところだ。
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新車の魅力は、なんといっても自分が気に入った仕様が選べることにある。それにも関わらず、繁忙期に慌てて新車を買いに行ったら「クルマそのものが無い」とか「気に入った仕様にすると3月末までに登録できない」といったことがおきると予想できる。
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そして、今年発売される新型車だ。こういったクルマは、発売されたらスグに購入しないと間に合わない。
発売前の事前CMが流されたら、すぐにディーラーへ行くことをおすすめする。事前のCMが流されていないようなクルマは、自動車メディアなどをこまめにチェックし情報を収集するしか無い。
もし発売の噂が多く流れている車種があった場合、こちらもスグにディーラーへ行き、具体的な発売時期や予約注文がスタートする日などをチェックしよう。一般的に、発売1ヶ月前くらいから予約注文はスタートする。
今年は東京モーターショーが11月22日から開催される。そのため年末年始に発売される新型車の多くがココでデビューする可能性が高いのでチェックが必要だ。当然、売り手が圧倒的に有利なので値引きなどは期待できない。輸入車に関していえば、今年発売されたばかりの人気車は、少なくとも年内に注文しないと間に合わない可能性が高い。輸入車の場合、生産されてから日本に輸入されるまで、早くて2ヶ月かかることから、12月中に注文してもギリギリとなるからだ。
とくに、新型車の場合、日本への割り当て台数がすでに決まっている可能性が高い。日本の駆け込み需要があるからといって、イッキに輸入される台数が増える可能性は低いので、こちらも遅くても年内には注文したほうがよいだろう。駆け込み需要に間に合う、間に合わないなど、具体的な車種に関しては、このコラムで適時レポートしていく予定だ。
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そして、今年発売される新型車だ。こういったクルマは、発売されたらスグに購入しないと間に合わない。
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さて、次は中古車だ。中古車は、同じコンディションのクルマは存在しないので、欲しいと思った時に買うしか無い。あまり引き伸ばしても、誰か他の人が買ってしまい、同じようなクルマが見つからず3月末までに間に合わないなんてこともあるからだ。
また、定価が無いのが中古車だ。そのため、マーケットの人気によって価格が変動する。とくに、駆け込み需要時のピークには中古車価格が上がっていることも考えられる。相場が上がる可能性を秘めているので、年明け前に買うほうが得かもしれない。
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さて、次は中古車だ。中古車は、同じコンディションのクルマは存在しないので、欲しいと思った時に買うしか無い。あまり引き伸ばしても、誰か他の人が買ってしまい、同じようなクルマが見つからず3月末までに間に合わないなんてこともあるからだ。
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さて、問題は下取り車の処理だ。これは、遅くても1月中に売却したい。2月末や3月末に登録された新車の入れ替えという下取りパターンにすると痛い目にあう可能性が高い。当たり前だが、4月以降は増税の反動でクルマが売れない。中古車も当然同じ事が言える。
つまり、下取りに出したクルマが中古車マーケットで、かなり価格を下げないと売れない可能性が高いのだ。当然、ディーラーはそれを見越して下取り車の価格を決める。かなり安めの水準で下取り価格を出すだろう。そうでないと、ディーラー側もリスクが高くなるからだ。
そういったことを考慮すると、1月早々に下取り車は買取店に売却したほうがよい。1月から2月上旬までは、オークションでの価格は高値傾向なので、その追い風に乗る必要がある。また、中古車も駆け込み需要に合わせ多くの中古車店がクルマを同じだ。仕入れるため、秋くらいから高値傾向になる可能性もある。そう考えると、次のクルマが決まったら、下取り予定車はとっとと売却が基本となる。次のクルマが来るまでの間、乗るクルマが無くなるということになるが、買取店の中では一定期間代車を出してくれるところもあるので、そういったサービスを利用するといいだろう。
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さて、問題は下取り車の処理だ。これは、遅くても1月中に売却したい。2月末や3月末に登録された新車の入れ替えという下取りパターンにすると痛い目にあう可能性が高い。当たり前だが、4月以降は増税の反動でクルマが売れない。中古車も当然同じ事が言える。