現在、増税前に新車購入は得か損かと問われれば、増税前に買うことをお勧めしたい。

まず、今後、自動車関連税がどうなるかが、まったく不透明。

さらに、エコカー減税は恒久的に維持とも言われているが、その根拠も確証もないからだ。

自動車関連税が2014年度にどうなるか決定してからの判断が正しいが、それを待って
いざ購入するといっても、駆け込み需要で3月末までに登録できないこともある。
税収が少ない以上、自動車関連税がいつどこで増税されるかわからないので、
新車を買うなら今が最もお得ということになる。
現状のエコカー減税が継続されていることが前提となるが、増税後に新車を買っても良い場合
がある。エコカー減税が継続されていて、とくに免税車を選べば、取得税はもちろん、自動車税や
重量税も免税なので、実質消費税増税分だけが損得の計算対象になる。

テクニックが必要なので、すべての人にはオススメ出来ない技だが、増税後の反動で
需要が激減した状況を逆手に取る方法もなくはない。まずは、3月中に見積もりを取る。
4月以降、販売店は、駆け込み需要の反動でしばらくの間閑古鳥が鳴く。しかし、販売
目標はしっかりと設定されているので、クルマを売らなくてはならない。

そうなると顧客の争奪戦となり、買い手が有利となる。そのため、商談で増税分をチャラに
できるだけの値引き額を引き出すというものだ。200万円のクルマなら5%の消費税で10万円、
8%の消費税なら16万円なので、3月時の見積より6万円以上の値引き金額があれば大きな損は
していない計算だ。

また、3月の商談で4月登録が確定した時に、増税分の値引きを要求するものいい。

実際、前回の増税時も3月登録が間に合わない顧客には、多くの販売店が値引き対応を
していた。人気車種によっては、増税直前は、駆け込み需要で顧客がいっぱい。
さばくだけで大変な時期で、完全に売り手が有利で値引きも抑制されているケースが
多いので、人気車ほど増税後に値引きしてもらい買うのもいいだろう。



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