三菱から懐かしいネーミング「RVR」が復活 〜今度は小型SUVとして来春デビュー〜

ランエボ譲りの力強い造形のフロントマスクも迫力十分だ

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小型軽量で環境性能にも優れる

　三菱は、来春デビュー予定の新型のコンパクトSUVに「RVR(アールブイアール)」の名前を復刻させる。RVRの名前は、1991年に初代モデル(右写真)がデビューし2002年に2代目モデルが生産を終えて以来、約8年ぶりの復活となる。初代・2代目RVRが特徴的な後席スライドドアを備えたのに対し、新型 RVRは一般的なヒンジドアを装備しSUVらしく車高も上げられるなど、名前以外の関連性・連続性などは特にないようだ。来春の日本発売以降、欧米や中国などのアジア地域など世界で販売も予定している。
　新型 RVRの車体は、全長4.3mの比較的コンパクトなサイズとなる。全長だけで比較すれば日産 デュアリス(4315mm)やホンダ クロスロード(4285mm)などに近い大きさだ。これに新開発の1.8リッターMIVECエンジンを搭載する。軽量・小型ながら実用性も高く、さらに燃費にも優れるなど環境性能も優れており、現代のSUVに相応しい内容だと三菱では説明する。
　初代や2代目の三菱 RVRは、使い勝手の良い広い室内空間とスライドドアを武器に、RVブームを大いに盛り上げた1台だった。そんな中でRVRの派生モデルとしてSUV風の装飾を加えた「RVR スポーツギア」というモデルがあり、新型RVRはどちらかというとスポーツギアの後継車といったほうがしっくりくる。来春以降、パジェロやアウトランダーに続き、より小型な新型 RVRの市場投入により、三菱が得意とするSUVのラインナップをさらに強化する。

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