国沢親方、新型「プリウス」の乗り心地カイゼンに着手す!
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新型プリウスを「いぢって」みよう!

トヨタ 新型 プリウス 標準グレードに装着される15インチアルミ+ホイールキャップ

 プリウス、いぢり癖が蘇ってきちゃいました。
 新型プリウスの数少ない「もう少し良ければなぁ〜」が乗り心地。道路のつなぎ目の目地など通過すると、小さくないツキ上げ感を受ける。普通のトヨタ車と同じで、全体的に粗っぽいのだ。ショックアブソーバーの動きの渋さから来るのだろうけれど、こいつを何とかしたいと思った次第。
 ショックアブソーバーの交換なども考えているものの、とりあえず一番簡単なホイール交換をしてみることにした。古今東西「軽量ホイールは運動性能や燃費、乗心地全てを向上させる」と言われている。そこで従来型プリウスで試し、良い印象を持っていたレイズの『SUPER ECO』を選択。
 このホイール、メチャクチャ軽い。標準のホイールはアルミ製ながら7.1kg(樹脂製のカバーを含めれば7.4kg)。レイズのホイール(なんとレーシングカーなどに使われる鍛造タイプです!)、4.16kgしかないのだ。42%も軽くなっているのだから驚く。プリウス用じゃ最軽量だろう。

ホイールを換えただけで・・・「あらま!」

我が家のプリウスに装着した軽量ホイールレイズの『SUPER ECO』、その重さは何と4.16kg!

 人間の感性というもの、20%違うと誰でも解るという。42%も軽ければ差が出るだろう、と思って交換。走り出したら「あらま!」。明らかに乗り心地良くなってます。これまで「ダン」という継ぎ目は「タン」くらいに。「デデデデ」と通過する荒れた道も「テテテテ」になった。
 このくらいの乗り心地になれば「ショックアブソーバーを交換しないでも納得できるかもしれない」と思う。ホイールの仕上がりだって美しいし。相当満足します。4本で12万6千円なり。ちなみに燃費も装着前より確実に向上している。標準のホイールはスタッドレスタイヤ用にするつもり。
 参考までに書いておくと、タイヤは標準を推奨しておく。プリウスに標準装着されているタイヤより転がり抵抗少ない市販品は皆無。乗り心地が良くなるタイヤならたくさん出てるけれど、スポーツカーに性能落ちるタイヤを付けないのと同じく、プリウスの場合、燃費悪化を招くタイヤなど付けたくないです。

しかし、まだまだコレだけでは満足いかぬ!?

トヨタ 新型 プリウス

 乗り心地の向上に気を良くしたため、さらに欲を出てしまいました。そう。ショックアブソーバーの交換もしちゃったのである。以前も書いた通り、新型プリウスのショックアブソーバーはグレードや仕様によって「標準タイプ」と「入力分離型」という2つのタイプが付く。
 17インチタイヤかソーラーベンチレーター仕様を選ぶと、乗り心地の悪化させないため「入力分離型」が組み合わされるのだ。これを標準タイプと交換してやれば乗り心地良くなるだろうと考えたワケ。価格はパーツ代と交換工賃合わせ10万円少々。ホイールとほぼ同じ出資になる。
 果たして結果はいかに? 次回の日記で詳しくレポートします。

コチラがレイズの軽量ホイール『SUPER ECO』を装着した我が家のプリウス!

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達人プロフィール: 国沢光宏
職業:自動車評論家
歯に衣を着せぬ原稿で、なにかと話題の自動車評論家。歯切れの良い文章も分かりやすく、多くのファンをもつ。カートップやベストカーなど、多数の自動車雑誌に寄稿するだけでなくWRCなどのTV解説まで幅広い活動を行なっている。

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