新型プリウス、こんな異常な盛り上がりを見せたクルマは初めてだ!
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「トヨタ新型プリウス、発売前までに予約受注8万台超!」というような報道。まぁ、長い間自動車業界で仕事をしているが、こんな異常な盛り上がりを見せたクルマは初めてだ。プリウスの国内向けの生産台数が月に1万5千台だとすると、すでに5ヶ月待ちである。月産1万台だと8ヶ月待ちだ。
基本、常にセコイ事を考えがちなボクは、プリウス・バブルでひと儲けなんていうのが頭に浮かんだ。それは、発売直後の5月登録車を手にして、プレミア価格で転売して儲けようというものだ。確か日産のGT-Rは、700万円前後の価格のものが1000万円位の価格がオークションで付いたという。だいたい約4割増しのプレミアが付いた計算。そこで少なめに見積もって、新型プリウスは約3割増しと仮定すると、約200万円のプリウスなら260万円で売れる計算である。クルマを右から左で60万円の利益・・・。これは、おいしい。いかに早く納車されて、どれだけ早く売却できるかが鍵を握るはずだ。きっと6月末ぐらいまでが勝負の短期決戦ならイケルのか?
だが、少量生産のクルマならともかく、月産1万台以上販売する新型プリウスに、そんなプレミアが付くのかどうかという大きな疑問もある。どちらかというと、このリスクのほうが大きい。というわけで、リスクが大きいと守りに入ってしまう小心者のボクは、空想でプリウス・バブルを楽しむのみとなる・・・。
『旧型プリウス大恐慌』が始まる・・・
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そんなことを考えていたら、まったく逆の旧型プリウス大恐慌に我が身を振るわせることになる。仮に月の販売を1万5千台としよう。初期の販売先の多くは既納先と呼ばれているトヨタ車ユーザーが中心で、その中でも同一車種(旧型プリウス)からの乗換えが圧倒的に多くなるのが業界の通例。初期の段階では、30%くらいは旧型プリウスのからの乗換えではないかと予想できる。つまり、1万5千台の新型販売の裏で、約4500台の旧型プリウスが下取り、もしくは買取り店に入る計算だ。この状態が3ヶ月続くと、1万台以上の旧型プリウスが中古車市場に流れることになる。それも、3ヶ月という短期間にだ。
旧型プリウス恐慌は、ここが始まり。これだけ大量の旧型プリウスがイッキに中古車市場に流れると、当然、需要より供給が大幅に上回ることになる。となると、中古車の価格も大幅に下がる。中古車ユーザーにとっては、いいクルマが安く買えるのでとてもよいことだ。だが、逆に旧型プリウスオーナーにとっては、それが大恐慌になる。つまり、下取り額がダァーンと安くなるのだ。大げさに言うと4ヶ月待って正式の注文書を見ると、前には100万円といわれていた下取り額が、実際には70万円ですね・・・、なんてこともあり得るのだ。そんなことになれば、キャンセル続出? という恐れも視野に入れねばならない。
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トヨタの緻密なハイブリッド戦略のなかで、小さな穴が足元を揺らがせる
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下取り車の価格維持に関しては、他社に比べトヨタは並々ならぬ高価格維持をしている。そういう仕組みを持っている強いメーカーだ。だが、今回の新型プリウスの販売台数は、トヨタ自体も初体験になる。大量に販売するのと同時に、大量に旧型プリウスが流入してくる。
トヨタは総力を挙げて、エコカー減税を国に訴え実行させてきた。重量税・取得税が100%免税されるハイブリッドカーは、ほぼトヨタの独占販売。他メーカーでは、ホンダのインサイトが1台あるだけ。この施策は大成功。新型プリウスの大きな追い風になったが、下取り車になり中古車になる旧型プリウスはどうか? 恐らく、大きく値を下げていくだろう。当然、下取り価格に対して何らかの対策はするだろうが、なにせ新型プリウスの価格は安い。下取り車の価格維持ができるほどの原資があるのか、という疑問もある。まさか、トヨタのハイブリッド戦略のなかで、中古車価格の下落という小さな穴が足元を揺らがせることになるかもしれないのだ。
新車と中古車は表裏一体。今思うと、中古のハイブリッドカーなどエコカーに対する減税対策も同時に行うべきだったのではないだろうか?
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とにかく話題騒然な「プリウス」の情報はコチラもチェック!
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【トヨタ 新型 プリウス 新車情報】驚きの燃費38km/Lを実現! 価格も大幅値下げでライバルを圧倒!!
【新車情報】 written by
CORISM編集部 (2009.05.18)
5月18日、トヨタは新型ハイブリッドカーの「プリウス」を発表した。ハイブリッドシステムの熟成で38km/Lのカタログ燃費を実現したほか、空力ボディで高速燃費も大幅に改善している。話題騒然の3代目プリウスの詳細を速報で解説する! >> 記事全文を読む |
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【トヨタ 新型 プリウスEX 新車情報】まだまだ売ります! 先代プリウス、「プリウスEX」に改名して189万円の低価格で新登場!
【新車情報】 written by
CORISM編集部 (2009.05.19)
5月18日、トヨタは3代目新型「プリウス」の発表に合わせ、03年にデビューした2代目プリウスを引き続き併売することを正式に発表した。新たにモデル名を「プリウスEX」と変え、ビジネスユース向けに1グレードのみで展開する。価格は、ホンダのハイブリッドカー「インサイト」のベースグレードと同様の189万円だ。 >> 記事全文を読む |
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'09年最新版【トヨタ プリウス 新車購入&新車値引きガイド・INDEX】新型 プリウスを買うならまずココを見よ!
【CHECK&TRY】 written by
CORISM編集部 (2009.06.01)
ハイブリッドカーのパイオニア「トヨタ プリウス」。オススメのグレードをチェックしたら見ておきたい、値引き&商談見積りレポート!最新の新車情報&試乗記も見逃すな! >> 記事全文を読む |
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【トヨタ 新型 プリウス 新車発表会レポート】発売前から8万台の受注! 異例づくしの新型プリウス、いよいよデビュー!
【特集】 written by
CORISM編集部 (2009.05.18)
新型プリウスがいよいよデビューを果たした。報道記者発表会場のステージにEVモードで新型プリウスを乗り付けたのは、トヨタの次期社長である豊田 章男 副社長だ。先代より機能を高めながら価格は大幅ダウン。発表前から予約受注はなんと8万台。そしてトヨタ全店での取り扱い開始による月販目標1万台・・・とにかく異例尽くしの新型プリウス。その発表会の模様をお届けする。 >> 記事全文を読む |
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【国沢 光宏の新型プリウス自腹購入日記 Vol.1】新型 プリウスを発売前に予約する、の巻
【達人ISM】 written by
国沢光宏 (2009.05.15)
新型 プリウス プロトタイプの試乗レポートで「Gを頼みました」と結んだ。するとCORISMの大岡編集長からメールあって「月に2回ペースで日記を書いてくれますか?」。確かに試乗レポートより、はるかに多くの情報をお届けできる。即座に「やりますよ〜!」。ということで第一回目は新型プリウス注文についてのアレコレを。 >> 記事全文を読む |
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【ホンダ インサイト 対 トヨタ プリウス 徹底比較】ホンダ インサイト vs トヨタ プリウス ザ・対決 比較試乗
【特集】 written by
CORISM編集部 (2009.03.26)
ハイブリッドカーの先進国といえば、やはりこの日本だろう。世界初のハイブリッドカーであるトヨタ プリウスと簡素なシステムで低価格を実現したホンダ インサイト。この2大ハイブリッドメーカーの対決ともいえるインサイトとプリウスの対決だが、果たして結果はどうなる!? >> 記事全文を読む |
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【新型 トヨタ プリウス デビュー】より高レベルの燃費性能、動力性能を両立!トヨタ、5月発売 3代目 新型「プリウス」09デトロイトショーで世界初公開!
【新車情報】 written by
CORISM編集部 (2009.01.13)
トヨタは、1月11日から米国デトロイトで開催される2009年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)に、新型プリウスを出展した。今回発表された新型プリウスは、3代目。「圧倒的な環境性能」と「走る楽しさ」のより高いレベルでの両立を目指しハイブリッドシステム「THS II」を搭載した。 >> 記事全文を読む |
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プリウスのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和5年1月(2023年1月)〜現在
- 新車時価格
- 275.0万円〜460.0万円
プリウスの在庫が現在638件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。