年の瀬、渾身の中古車たち
今年最後の中古車のご紹介になりました。今年は皆様にとってどんな年でしたでしょうか?来年こそは、皆様にとってますます素敵な一年になりますように。ということで年の瀬、渾身の中古車たち! 皆様どうか健やかに、よいお年をお迎えくださいませ。
※下記9台は全て12月26日現在のガリバー特選中古車在庫で、既に販売が終了している場合があることをご了承ください・・
メルセデス・ベンツ C280(H6年式) 「90万3000円」
<解き放たれた権威>
今でも忘れないのは、W202のCクラスが日本に上陸した発表会のカーグラフィック誌の見出し「1000万円に値する」。それはこの直列6気筒エンジン搭載の車をさして言わしめたタイトルであります。実は滑らかなベンツの6発。さらに見せ場の出来たツインカムの2800ccエンジンは名機といわねばなりません。左ハンドルで真紅のボディ、もっと自由でよいのです。ある種権威の象徴のようなメルセデス。その肝腎の符号性は今解き放たれた!
フォルクスワーゲン ヴァナゴン GL (H8年式) 「122万8500円」
<清々しい実用車の鏡>
こういうものに私は乗りたい。たしかにミニバン、です。それはそうなのですが、妙に色気じみたところがなく。さっぱりとただただ素の実用車としてのミニバン。懐の深い2500ccの直4ユニットで街角を燻し銀の加速。こんなに乗れる、こんなに走る、こんな色でもけばくない。この手でもやはりお手本になるフォルクスワーゲン。
BMW 320i ツーリング ハイライン(H19年式) 「335万4750円」
<今日の"ハイライン">
このカラーリングもとても惹かれます。内外装のこの組み合わせはMスポーツにはよく見られますが、ハイラインを含めノーマルのボディでは比較的少ないのではないでしょうか?通常使うことを考えたら、ノーマルの足がよいのです。これなら雪もチェーンで乗り切れます(Mスポーツはチェーン不可です)。6速ATは5速よりもさらにきびきびと車を走らせます。スライディングルーフもついて、若々しい乗り味と、出で立ちはあなたのファーストカーに欠くべからざる要素ではないでしょうか。
BMW 325i ツーリング(H16年式) 「235万0950円」
<今日の"ハイライン"その2>
先代のモデルですが、実はこちらの方がもっとお勧め!アルピンホワイトの325iツーリング。ベージュ内装はセンスの違いを見せ付けられるでしょう。温和ながら、今のBMWよりもよほど「らしい」デザイン。つめる荷物の量を競うのではなく、セダン+のゆとりで勝負の大人向けツーリングです。どうせ積まないんだからそれでいいのです。ツーリングの効果は実は長いルーフエンドにございます。後席に乗るご家族の後頭部に日光が当たらないので快適性も違います。
シボレー トレイルブレイザー LTZ(H14年式) 「215万7750円」
<だからこそ、シボレー>
サブプライム問題に端を発し、リーマンブラザースが破綻したことに象徴される今回の世紀の大不況。GMの大変さは連日の報道の通りです。でも、そんな2008を振り返る意味でも、ここであえてシボレーを選んでみませんか?最近のドイツ車信仰方の自動車開発とは真逆の設計方針・思想が繰り広げるのんびりとした世界があなたをお迎えします。ロードインフォメーションは拾えない足、ステアリング。しかしそれを要求する方が間違いだといわんばかりの、ボディ・雰囲気合わせて緩々のこの車、他ではなかなか出会えません。今こそシボレー!!
リンカーン タウンカー シグネチャー(H19年式) 「405万8250円」
<「クルマに乗る」ということ>
若干KYですらあるような、本当のリンカーン。タウンカーです。苦しいのはフォードも一緒。前時代的ピッチングと共に景気回復を祈りましょう。ただすべての人類に訴えたい!! こういうものから目を背けないで下さい。世の中のニーズはハイブリッドカーなのかもしれませんが、大なり小なり、車を選び、車に乗るというのはこういうことなのです。今、本音で自動車のあり方を示しているかのようなこの車、むしろ潔いではありませんか。左後ろは板金して、それでも「わが道」にこだわるあなたへ!
スバル インプレッサ WRX STi スペックC タイプRA-R(H19年式) 「378万8400円」
<夢をありがとう!>
撤退ですよ!WRCから撤退…寂しいですね。じゃあこの車なんかどうなるのですか!! その意味ではこれも今乗っておくべきなのではないでしょうか。冷静になってみたらもっと深いところを見つけられるかもしれませんね。「宴の後」な選択です。こんなスパルタンなスペックC タイプRA-R、今こそ新しい価値感に触れるときであります。
スバル レガシィ B4 RS 25(H13年式) 「74万0250円」
<関越フリーウェイを駆け抜ける歓び>
サンフランシスコからナパバレーとかにドライブに出かけたり…行ったことはないですが行ってみたいものです。要はトップのパワーやスピードではなく、どこまでもとろ長いフリーウェイなんかを走るのにぴったりの4発ボクサーの2.5リットル。アメリカ向けにはメインのエンジンです。関越でも、前橋までではなく、渋川から先で語りたい"上州のお母さん"エンジン。
マツダ アクセラ スポーツ マツダスピード(H18年式) 「171万7800円」
<貴方、まだ気付いてないんですか!?>
最後のチャンスです。激しく距離ウスのマツダスピードアクセラ。国産でもありました。こういう渋く愉しい存在が。なかなか本命にはなりにくいかもしれません。でもあぶく銭では選んでもいいのではないでしょうか。有馬ないしは年末ジャンボが当たった方、こういう車を3台目で押さえておいて頂きたい!! 1台目2台目は? お任せしますが。今年私ならC6とカリフォルニアでしょうか。本当に当たったらC6は程なくしてC5でいいということになるかもしれませんが…
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職業:自動車情報サイト「CORISM」編集部
今ネットで最も注目される(自称)新進気鋭の自動車メディアサイト『CORISM』編集部。07年より日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員にも任命されるなど、着々とメディアとしてのパワーを拡大しつつあるのは確かだ。
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