フォルクスワーゲンから発売されたティグアンはフォルクスワーゲンがコンパクトクラスに初めて投入するSUVだ。サイズはゴルフベースのミニバンであるトゥーランに対し、全長で40mm、全幅が15mm拡大されただけのコンパクトなもの。といっても全幅は1810mmに達しているから、日本車で言うコンパクトとは多少概念が違っている。
このほか、最新の4MOTIONによる優れたオフロード性能、TSIエンジンによる走りと燃費の良さ、先進&上級車用の充実した装備などがティグアンの特徴とされる。
ちなみにティグアンというのは造語で、タイガーとイグアナを合わせて作られた名前。ドイツでいくつかの名前を候補に挙げてユーザーからの投票を募ったところ、ティグアンが一番になったとのことだ。
外観デザインはフォルクスワーゲンのクルマであることがひと目で分かるような前後のデザインに加え、SUVとしての力強さが表現されている。フロント回りはヘッドライトの形状などにフォルクスワーゲンを思わせるところがあるし、リヤビューも丸型のテールランプがトゥワレグからパサート、ゴルフなどほかのフォルクスワーゲン車に共通するイメージを備えている。
オフロードでの走りに対応して、アプローチアングルやデパーチャーアングルなどもしっかり確保されているのが特徴だ。