マツダ ビアンテ インテリア
マツダ ビアンテ インテリア

広々した雰囲気を感じさせるインテリア。メータークラスターには各種メーターだけでなく、エアコンの吹き出し口や設定温度などの表示もされている。

マツダ ビアンテ フロントシート

シートはしっかりと体を包み込み、マツダ車らしい走りを楽しむことができる。上級グレードは汚れがつきにくく拭き取りやすいクリーナブルシートを装備している。

マツダ ビアンテ サードシート

サードシートも全く窮屈な感じはない。大人でも十分にくつろげるスペースを実現しているのには驚きだ。

マツダ ビアンテ セカンドシート

セカンドシートのスペースは十分確保されている。左右にスライドさせることも可能で、フロントからサードシートまでのウォークスルーも可能だ。

マツダ ビアンテ セカンドシート

セカンドシートのスペースは十分確保されている。左右にスライドさせることも可能で、フロントからサードシートまでのウォークスルーも可能だ。

マツダ ビアンテ セカンドシート(リビングモード)

セカンドシートの足元スペースを最大863mmも確保できるリビングモード時の広さは驚くほど。この場合、3列目のシートベルトを使用するのだが、あまりスマートではない。

マツダ ビアンテ メーター

センターメーター式を採用し、視線の移動は最小限に抑えられている。デザインもスポーティで好印象だ。

マツダ ビアンテ シフトレバー

ミッションはFF(写真)が5速AT、4WDは4速ATとなる。23Sはマニュアルモードも装備し、スポーティな走りが楽しめる。

マツダ ビアンテ ラゲッジ

マツダ ビアンテ ラゲッジ

フル乗車時(写真上)でも広めのラゲッジスペースを確保している。だがシートアレンジを優先したせいか、最大時の広さはそれほどでもないのが残念なところ。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

個性的なデザインとクラストップレベルの室内空間を両立した

マツダ ビアンテ フルフラットシート

 ビアンテはインテリアデザインも相当に個性的だ。メーターパネルはドライバーの正面ではなく、やや左側に寄せて配置されている。センターメーターを採用したノア/ヴォクシーほどではないが、運転中に少ない視線移動で自然に目を向けることのできる位置にメーターが配置されている。
 カーナビの位置は、最近のクルマの中ではやや低い感じもあるが、インスト中央の上部に配置されていて、これも自然に目を向けることができる。
 室内空間は相当に広い。ミドルクラスの1BOX系ミニバンの中でも最も広い室内を持つのがビアンテだ。ワイドボディにしただけでなく、全長も4715mmという3ナンバーサイズにしたことが、広い室内を作ることにつながっている。このクラスでは室内の広さが売れる要素のひとつとなるだけに、ビアンテではこの点が特に重視されたようだ。

多彩なシートアレンジが最大の特徴だ!

マツダ ビアンテ パドルシフト

 結果として、2列目シートは左右にスライドするほか、前後のスライド量は最大で700mmを超えるほどになった。ただし、シートベルトとの関係でこのスライドは前と後ろのどちらかでしか停止させることができない。前で停止したときには通常のシートベルトを、後ろで停止させたときには3列目用のシートベルトを使うことになる。この状態では3列目のシートは座面がチップアップされていて座れないから、2列目の人がシートベルトを使っても問題ないのだ。
 ただ、2〜3列目のシートの中央席には3点式シートベルトとヘッドレストが装備されていない。シートスライドやアレンジを考えるより前に、乗員がきちんと座れる安全な座席を用意することが大切だと思う。
 価格設定がやや抑えめになっていることもあって、快適装備はオプション扱いになるものも多い。両側電動スライドドアは23Sには標準だが、ほかグレードにはオプション設定だし、カーナビやSRSサイド&カーテンエアバッグ、アドバンスドキーレスエントリー、オートライトなどはいずれもオプションだ。

代表グレード
マツダ ビアンテ 20S(FF)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4715×1770×1835mm
車両重量[kg]
1640kg
総排気量[cc]
1998cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
151ps(111kw)/6200rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
19.4kg-m(190N・m)/4500rpm
ミッション
5速AT
10・15モード燃焼[km/l]
12.8km/l
定員[人]
8人
税込価格[万円]
240.0万円
発売日
2008/7/8
レポート
松下宏
写真
高木博史
スタイル インテリア 走り&メカニズム