フルモデルチェンジしたばかりのトヨタのLLクラスミニバンであるアルファード。新型もトヨペット店とネッツ店で販売されるが、ネッツ店ではヴェルファイアと呼ばれる新型車としてデビューした。ちょうどノア/ヴォクシーのような関係といえばわかりやすいだろう。アルファードとヴェルファイアではエクステリアデザインが大きく異なるのはもちろん、それぞれ専用のボディカラーや、エアログレードではシート表皮の柄にも違いがあるなど、細かい部分まで差別化が図られている。
気になる価格だが300〜484万円と、従来モデルに比べて約20万円程度のアップに押さえられている。安全装備や快適装備の充実なども考えれば、実質的には据え置きと言っていい。デビューしたばかりということもあり、大幅な値引きはあまり期待できず、ひと声8万4000円といったところ。だが交渉次第ではより高条件を引き出すことも可能なはずだ。気になる納車時期やオススメグレード、そして人気ボディカラーなどをディーラーに潜入して調査してきたのでレポートしよう。
売れ筋は2.4リッターエンジン搭載モデル
新型トヨタ アルファード/ヴェルファイアに搭載されるエンジンは、2.4リッター直4と3.5リッターV6の2本立て。排気量別にみると売れ筋なのはやはり2.4リッターだ。だがデビューしたばかりということもあり、3.5リッターモデルの受注も好調なようだが、価格や燃費を重視するユーザーを中心に2.4リッターモデルの引き合いが多いという。
なかでも人気のグレードはアルファードが240Sと240Gで、ヴェルファイアは2.4Zと2.4Vとなっている。また3.5リッター車では350S Cパッケージと350G Lパッケージ（アルファード）や3.5Z Gエディションと3.5V Lエディションなどの上級グレードに人気が集中する傾向にあるようだ。
ただ、これらのグレードはエグゼクティブパワーシートなどの装備類が充実していることもあり、価格もそれなりになってしまう。そのため全体からみればやはり少数派のようだ。ちなみに人気のボディカラーはホワイトパールクリスタルシャインやブラックで、ヴェルファイアではイメージカラーのボルドーマイカメタリックも意外と人気があるという。
納車時期は早くて7月頃、値引きは10万円が発売直後の現状だ！
事前予約も含めて新型トヨタ アルファード/ヴェルファイアの受注は非常に好調で、4月中の予約でも納車時期は7月頃になってしまうというのが現状だ。だから発表後最初の週末である5月17、18日の注文だとそれ以降になってしまうのは確実。だがキャンセルが出る場合もあるので、そういったクルマを狙えば納車時期を早められる可能性もある。もちろん納車時期だけでなく値引き額に有利に働く場合もあるかもしれないので、希望のグレードやボディカラーにそれほど強いこだわりがなければ、検討してみても損はないはずだ。
注目の値引き額は都内のディーラーでひと声8万4000円。もちろんこれ以上まったく引けないという訳ではないだろうが、大幅値引きを期待するのはやや厳しい雰囲気があるのも事実。だがアルファード/ヴェルファイアのトヨタ同士の競合や日産 エルグランドやホンダ エリシオンなどを絡めつつ交渉すれば10万円オーバーの値引きを引き出すことも可能かもしれない。
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