プジョー 207SW エクステリア
プジョー 207SW フロント

プジョー207のリヤオーバーハングを延長し、スタイリッシュなワゴンへと変身させたのがこの207SWだ。

プジョー 207SW リヤ

逆スラントしたピラーがとても印象的。スポーティさを追求したGTi(写真)はルーフスポイラーを装着する。

プジョー 207SW フロントマスク

フロントまわりのデザインは、ベースとなったハッチバックモデルと共通。ツリ目のヘッドライトがとても印象的だ。

プジョー 207SW リヤビュー

サイドまで回り込んだリヤコンビランプが特徴的なリヤまわりのデザイン。

プジョー 207SW ルーフレール

ワゴンということもありルーフレールを装着するが、とても個性的なデザインだ。

プジョー 207SW ガラスハッチ

リヤゲートはガラスの部分だけを開けることもできる。小さな手荷物などを簡単に出し入れできるので、非常に便利な装備だ。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

達人「松下 宏」が斬る!

プジョー 207SW 評価

松下 宏

職業:自動車評論家
中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。そのため、大本命といわれている車種さえ外して...

207シリーズのラインアップが完成した!

プジョー 207SW ヘッドライト

 昨年3月に発売されたプジョー207シリーズにSW(ステーションワゴン)が追加された。当初はハッチバックだけでスタートし、6月にCC(クーペ/カブリオレ)が追加されているので、今回のSWによって207シリーズのラインナップが完成したことになる。
 プジョー・ジャポンは今年4月1日から、フランスで同じ資本系列にあるシトロエン・ジャポンと統合して、新しくプジョー・シトロエン・ジャポンという新会社を設立した。そのタイミングに合わせてのSWの発売となった。
 日本の自動車市場は33年以上も前と同じくらいの規模にまで縮小しており、輸入車市場も例外ではない。その中で一定のボリュームを確保して、生き残っていくためにはプジョーとシトロエンの統合が必要だった。今後もプジョーとシトロエンの販売はそれぞれ独立のブランドして扱われていくが、インポーターはひとつになった。

おしゃれなデザインのライフスタイルワゴン

プジョー 207SW エンブレム

 プジョー207のリヤオーバーハングを延長して作られた207SWには、標準仕様となるSWとスポーティグレードとなるSW GTiの2グレードが設定されている。絶対的な積載量を確保する本格的なステーションワゴンを意識して作られたモデルではなく、むしろ身近な感覚の使い勝手を重視したライフスタイルワゴンとして開発されたモデルだ。
 外観デザインはフロント回りはハッチバックと共通で、独創的なデザインを施したルーフレール(SWに標準、SW GTiはルーフスポイラーが装着される)がSW専用のものとなる。
 リヤのハッチゲートまわりはウインドーとテールランプが大きく左右にまわり込んだデザインが採用され、これに合わせて逆スラントしたリヤピラーが印象的。メルセデス・ベンツ Aクラスなども似たデザインを採用しているが、プジョーは1007や407SWなどでこの手法を採用している。


代表グレード
SW
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4150×1750×1535mm
車両重量[kg]
1320kg
総排気量[cc]
1598cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
120ps(88kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
16.3kg-m(160N・m)/4250rpm
ミッション
4速AT
10・15モード燃焼[km/l]
11.2km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
269.0万円
発売日
2008/4/1
レポート
松下宏
写真
和田清志
スタイル インテリア 走り&メカニズム