4月30日に暫定税率の復活が再可決される可能性が濃厚になってきた(4月21日の産経新聞)

4月30日暫定税率が再可決説が浮上!

せっかく安くなったガソリンが5月から再び値上がりする

 最近の報道を見ていると、与党は4月30日にガソリン税などの暫定税率を復活させる内容を含んだ税制関連法案を衆議院で再可決させるようです。せっかくガソリンが安くなったと思って喜んでいたのに、たった1ヶ月でまた25円以上の大幅増税です…。

 しかも原油の価格は3月より高騰しているので、ここで暫定税率が復活して増税されたら、すぐにレギュラーでも150円以上になってしまうでしょう。

 さらに上がるのはガソリンの税金だけではありません。自動車を購入する際に払う自動車取得税も4月からは3%に下がっているので、それも暫定税率が復活すれば5%に戻ってしまいます。

 この自動車取得税は新車の車両本体価格+メーカーオプションも含めた額に5%も課税されるので、2%アップでもかなり大きいです。300万円のクルマならなら6万円の差、500万円のクルマなら10万円も差がついてしまいます。中古車でも取得額によっては課税されているので、高年式のクルマを買おうとしている人は2%アップは大きいはずです。

この自動車取得税は登録時に課税されるので、今から急いでも4月中に登録を済ませることは難しいでしょう。クルマを買って納車間際の人は、なんとか今月中に登録を終えられるように販売店に頼んでおいたほうがよいでしょう。

5月1日から自動車取得税も速攻で増税される!

5月からの暫定税率廃止を期待していた重量税も高いまま…

 4月1日に東京都主税局自動車税係に問い合わせた時は、4月末に暫定税率を復活させても自動車取得税をすぐに増税するのは難しいとの回答だったのですが、4月23日に再度問い合わせたら4月30日に暫定税率が再可決されたら、チャッカリと翌日の5月1日から増税する準備を進めているとのことです。(神奈川県自動車税管理事務所でも同様の回答)

 それも政府の動きによっては変わってくるので、「まだ確定したわけではないのですが…」という前置き付きです。来週から100万円単位の買い物で2%も増税するのに「まだ分からない」と言ってしまうのですから困ったものです。

 また、このまま暫定税率が復活しなければ5月から重量税も半額以下になるところだったのに、それも夢に終わってしまいそうです。重量税の暫定税率廃止は政府側の公明党も公約に掲げていたのに、せっかくの廃止のチャンスをスルーしてしまうのですから、これまた困ってしまいます…。

 ちなみに私のクルマはちょうど車検の期限が5月1日なので、車検時に支払う重量税の暫定税率廃止を期待してギリギリまで車検を遅らせる予定だったのですが、それも無駄な努力に終わってしまいそうです。

 4月からは食品の値段なども上がり、唯一の喜びはガソリン代と自動車取得税の値下がりだったのですが、それも1ヶ月で終わらせてしまうのですから政府与党は、まるで民意を無視しているといった感じです。さっさと衆議院を解散して、政権を降りてほしいと願うばかりです。