ミツビシ・モータース・タイランド・エンジン(MEC)

ミツビシ・モータース・タイランド・エンジン(MEC)

生産体制と合わせ物流体制も強化

 三菱のタイにおける生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)は、チョンブリ県ラムチャバン工業団地にあるエンジン製造子会社ミツビシ・モーターズ・タイランド・エンジン(MEC)のエンジン組立工場の生産能力増強を図るため、新工場として隣接地に移転し、4月20日から操業を開始した。
 同社は、さまざまなエンジンを生産してきたが、現在はディーセル及びガソリンエンジンを生産中。これらエンジンは、MMThで生産される車両に搭載されるとともに、エンジン単体として三菱にも輸出されている。生産設備の増強を含む約290百万バーツ規模の投資により、新工場のエンジン生産能力は190千台/年から240千台/年に増加する。
 MMThは、タイからの自動車輸出のパイオニアとして、1988年から輸出を開始し、昨年10月にはピックアップトラック輸出累計100万台を達成した。現在、旺盛な 輸出及び国内需要に応えるため、また世界戦略車である新型SUVを生産するため、生産体制の強化に取り組んでいる。また、生産体制の強化と合わせて隣接地に物流用の土地320千m2を確保、その一部を2月からモータープールとして使用を開始するなど物流体制も強化している。

エンジン生産ライン

新工場エンジン生産ライン