日本でテスト中！ 新型メルセデス・ベンツＳＬクラス発見！！
いつもの取材・撮影場所での出来事だ。ボディのディテールが分からないように偽装した1台のクルマが、我々の目の前を通り過ぎようとしていた。いくら偽装していようとも、ひと目でメルセデス・ベンツと分かる。カメラマンが慌ててシャッターを押した写真が最上部。
実はこのクルマ、ジュネーブショーで発表されヨーロッパの一部ではすでに発売が開始されている新型メルセデス・ベンツＳＬクラスなのだ。
メルセデス・ベンツの偽装車は、日本発売前になると箱根・御殿場や河口湖付近に頻繁に訪れ人目を気にせずにテストを重ねている。今回もたまたま、そのテスト走行している姿を捉えることができた。
新型メルセデス・ベンツＳＬクラスは、ドイツ本国ではＳＬ280、350、500、600、63ＡＭＧ、65ＡＭＧが用意されている。日本に導入されるのは、恐らくこの中から3タイプ程度と予想。ＳＬ350と500、そして65ＡＭＧといったところだろうか？
ドイツ仕様のスペックはＳＬ350がＶ６エンジンで316psと360Ｎｍ、ＳＬ500がＶ８エンジンで388psと530Ｎｍ、65ＡＭＧはＶ12ツインターボで612psで1000Ｎｍを発揮する。
エクステリアデザインは、先代より精悍さ200％ＵＰともいえるほど押し出しの強い強面系。生粋のメルセデス・ベンツファンにとっては、目頭が熱くなるスタイルだ。走りは、先代もモデルにも採用されていたサスペンションを緻密に制御するアクティブ・ボディ・コントロールで、よりダイナミックな走りを提供してくれるはずだ。
written by 大岡 智彦
