フィアット 500 インテリア
フィアット 500 インテリア

インテリアのデザインもエクステリア同様、初代フィアット 500を思わせるデザインだ。

フィアット 500 インパネ

雰囲気はレトロだが、現代のクルマらしくエアコンやオーディオなどの快適装備はきちんと用意される。

フィアット 500 フロントシート

丸みのあるフロントシートはサポート性も高く、長時間のドライブでも疲労感は少ない。左右のスペースも想像以上に確保されている。

フィアット 500 リヤシート

リヤシートのスペースはミニマムで、大人では頭が使えてしまうほど。あくまでも子供用のスペースと割り切るべき。

フィアット 500 メーター

スピードメータ−とタコメーターが同心円上に配置された個性的なメーターを装備する。視認性も思ったほどは悪くはない。

フィアット 500 シフトレバー

デュアロジックと呼ばれるシーケンシャルトランスミッションを装備。ATモードでの変速フィールも満足できるレベルだ。

フィアット 500 ラゲッジ

フィアット 500 ラゲッジ

ボディサイズの割には広いラゲッジスペースを確保。後席の背もたれは単純な前倒しなので、フロアには段差ができてしまうのが残念なところ。

フィアット 500 サンルーフ

大きめのサンルーフを装備する。初代のキャンバストップには適わないが、十分な開放感を味わえる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

独特の雰囲気を持つ室内空間を実現した

フィアット 500 インテリア

 初代モデルをイメージする可愛らしいデザインはインテリアにも共通している。
 最新のクルマであるだけに、オーディオやエアコンなどの快適装備が用意されているが、それらも含めてクラシカルな雰囲気のある独特のデザインが採用されている。
 メーターは速度計と回転計が同じ軸で動くタイプが採用された。ホワイトのステアリングホイールやダッシュボードの前面にもホワイトのパネルが採用され、現代のクルマにはないフィアット500ならではの室内空間が作られている。

見た目はクラシカルでも最新の安全デバイスが装着される

フィアット 500 インテリア

 空間の広さはボディサイズの割には十分といえ、運転席や助手席の広さは満足できるもの。日本の軽自動車と違って運転中に助手席の人の体に手が触れたりすることはない。ただ、後席の空間は乗降性も含めてちょっと厳しい。身長170cmの乗員が座ったら頭がつかえるくらいだから、子供用の席と割り切って考えるべきだろう。
 装備の充実度は高い。試乗したのがラウンジSSという発売を記念した特別仕様車だったこともあって、CDプレーヤー付きのMP3オーディオ、フルオートエアコン、リヤパーキングセンサーなどが標準で装備される。
 安全装備もニーエアバッグを含めた7つのSRSエアバッグを始め、ABS+EBD、ESP、アンチサブマリニングシートなどが全車に標準で装備されている。

代表グレード
1.2 8V ラウンジ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3545×1625×1515mm
車両重量[kg]
1010kg
総排気量[cc]
1240cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
69ps(51kw)/5500rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
10.4kg-m(102N・m)/3000rpm
ミッション
5速シーケンシャルAT
10・15モード燃焼[km/l]
15.6km/l
定員[人]
4人
税込価格[万円]
225.0万円
発売日
2008/3/15
レポート
松下宏
写真
和田清志
スタイル インテリア 走り&メカニズム