マツダ 環境マネジメントシステム「エコアクション21」

九州マツダが認証を取得

 マツダは、国内の販売会社における環境保全の取り組みを強化するため、2008年4月から全国のマツダ系およびマツダアンフィニ系販売会社に、環境マネジメントシステム「エコアクション21(EA21)」を順次導入していく。
 「エコアクション21(EA21)」とは、環境省が環境マネジメントの国際規格であるISO14001をベースに策定した環境マネジメントシステムで、認証取得のため、環境経営システムの構築、CO2排出量、廃棄物、水使用量の把握、削減目標設定と取り組み、環境活動レポートの定期的な作成と公表といった、具体的な施策が求められる。
 これに先立ち、九州マツダでは、2007年8月より本社及び8店舗で同システムをトライアル導入し、2008年4月3日に、マツダの販売会社として初めてEA21の認証を取得した。マツダは2010年度末までに全国のマツダ系およびマツダアンフィニ系販売会社で同システムの導入、認証取得を完了させるという。

 マツダは従来から、販売会社における環境への取り組みを推進しており、2000年10月からマツダ独自の環境マネジメントシステム「MECA21」を全国の販売会社に展開、既に全ての販売会社への導入を完了している。
 「MECA21」は、使用済み自動車や産業廃棄物の適正処理等の法規対応や環境美化を中心とした活動であり、マツダはこの取り組みを省エネルギー活動の領域まで広げるため、環境省が策定したEA21を活用することとした。
 EA21では、CO2排出量などの把握、削減の取組みが必須項目になっており、第三者機関による審査、認証が行なわれる。マツダでは、MECA21に続く第二段階の環境マネジメントシステムとして、EA21の導入を決定し、同システムの活用により、CO2排出量、廃棄物排出量の削減など、販売会社における事業活動全体での環境負荷低減活動を進めていく。
 今回本社及び8店舗にてEA21の認証取得をした九州マツダでは、今後同販売会社の50拠点すべてでEA21を導入し、認証取得を目指す。