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環境対応技術を数多く出展
早期実用化へ
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環境対応技術を数多く出展

 三菱自動車は、2008年3月19日より(一般公開は21日から)開催されているニューヨーク国際自動車ショーに、今秋より北米の電力会社と実証試験を開始する予定の新世代電気自動車『i MiEV(アイ ミーブ)』を出品した。
 また、この『i MiEV』をベースに、環境性能と電気モーター特有の高い動力性能を併せ持ち、より“走り”のイメージを高めた電気自動車のコンセプトカー『i MiEV SPORT(アイ ミーブ スポーツ)』や、2009年より欧州市場から順次実用化を予定している新開発「クリーンディーゼルエンジン」を搭載したコンパクトSUVのコンセプトカー『MITSUBISHI Concept-cX』のほか、三菱自動車独自の植物由来樹脂技術「グリーンプラスチック」など、同社の環境対応技術を数多く出展した。

早期実用化へ

 新世代電気自動車『i MiEV』は、地球温暖化・石油エネルギー代替への対応として、高性能リチウムイオン電池と小型・軽量モーターを搭載。日本での実証走行試験に続き、秋より北米でも複数の電力会社と実証走行試験を開始する計画で、電気自動車の早期実用化を着実に進めている。
 また、『i MiEV SPORT』は、モーター駆動による車両運動統合制御システムS-AWC(Super All Wheel Control)を構成することで、環境性能と走行性能を高いレベルで両立。また、補助発電装置として、ルーフに設置した太陽光発電やフロントグリル内部に設けた走行風を利用した電力発電用ファン、さらに、充電時の配線を不要とする無線充電システムなどを搭載している。
 さらに、『MITSUBISHI Concept-cX』は、新開発1.8LクリーンディーゼルエンジンとTwin Clutch SSTを組み合わせ、高い走行性能と環境性能を実現。さらに、上下開閉式テールゲートを採用することで、実用性を高めるなど、街乗りで使われることを想定したコンパクトSUVのコンセプトカーだ。

<出品車リスト>
・i MiEV:参考出品、日本での実証走行試験車両
・i MiEV SPORT:参考出品、2007年東京モーターショー出品車両
・MITSUBISHI Concept-cX:参考出品、2007年東京モーターショー出品車両
・i(アイ):参考出品、2006年1月日本市場投入
・ランサー ラリーアート:新型車
・ランサーエボリューション:日本名:ランサーエボリューション�
・ランサー:2.4Lエンジン搭載車、日本名:ギャランフォルティス
・アウトランダー
・ランサー:2 Lエンジン搭載車、日本名:ギャランフォルティス
・ギャラン スポーツ:北米生産車
・ギャラン ラリアート:北米生産車
・エンデバー:北米生産車

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