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オートサロン魂は旧車が継承する!
年の初めの例しとて、幕張方面は相も変わらずの大熱狂。そう、オートサロンである。もはやラジオの交通情報でも、渋滞の原因として特定されてしまう程の事態になっているオートサロンだが、その熱狂ぶりとは裏腹に近年は過激な改造車の出展は減り、メーカーオフィシャルのチューンアップやミニバン、セダンのプチ改造が増加している。いまや過激なモディファイが進むのはコンパニ嬢ばかりで、ツライチまで攻めてきたスカート丈が、深リム20インチホイールの怪しい照りよりも衆人の注目を集めてしまうのは仕方のない事なのだろう。
しかしこのオートサロン、元々は『エキサイティングカーショー』という名で、当時の非合法車輌を一堂に会した骨太イベントが前身なのである。谷間もフトモモも無縁。オイルとカーボンとパンチパーマが薫るド根性さが身の上で、警察との対決もやむなし、という危うさがあったのだが、近年は谷間フトモモと望遠レンズの対決に取って代わられてしまったのは個人的には残念で仕方がない。
さて前置きが長くなったが、そんな最近のオートサロンにあって、最も"エキサイティングカー"なオイニーを今でも放ってくれているのが旧車関係のチューニングカーだ。見るからにツッパったそのカタチには、最近のチューニングカーとは一線を画すオーラがあり、ボルトオンで「ハイ出来ました」的なお手軽さも無く、イジられた旧車というのはコク深い存在感を醸し出しているのだ。
クリーンなボディが光るドラッグZ
レストアプロショップの手腕が冴え渡る美麗再生Z
最新技術を取り入れて進化する旧車チューニング
毎年そんな旧車関係の出展が少なからずあるオートサロンだが、最近はボディ、エンジン共に徹底的に手を入れた「走れる旧車」が増えている。そのアプローチも色々で、往年の方法論をベースにキャブレターで大パワーを狙いつつ、ブレーキ等に今時のパーツを装着するという、いわゆる発展的に進化したチューニングカーもあれば、高年式のエンジンをスワップして快適装備も移植し、ナリは旧車だが走りは今時というコンセプトでフィニッシュした個体も増えている。この間を取って、当時のエンジンをインジェクション化して乗るという選択肢も昨今はメジャーになってきており、一昔前にあった「旧車は壊れる」、「旧車は気を遣う」というイメージを払拭する「走れる旧車」が一ジャンルを形成しつつあるのだ。
今回のオートサロンにもそうしたテイストの旧車が多数展示されており、来場者からの注目度も非常に高かった。今までは興味があっても敷居の高さを感じて、敬遠していた人も多いであろう旧車の世界だが、最新のエンジンでエアコンもパワステも効き、トラブルフリーで乗れるとなれば俄然興味が沸く人も多いだろう。そしてこういうクルマに乗る人が増えれば、オートサロンのテイストも今後どこか変わって(戻って)行くに違いない。
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written by ポルノ鈴木
クラウンのカタログ情報
![](https://221616.com/assets/img/car-topics/noimage.jpg)
- 現行モデル
- 令和5年11月(2023年11月)〜現在
- 新車時価格
- 730.0万円〜830.0万円
クラウンの在庫が現在49件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。