「BMWクリーン・エネルギー全国キャラバン」

京都議定書10周年記念フォーラムを開催

 ビー・エム・ダブリューが7月4日よりスタートした「BMWクリーン・エネルギー全国キャラバン」が12月11日にキャラバンの最終目的地である京都議定書採択の地、国立京都国際会館に到着した。日本国内9都市を巡回した世界初の量産型水素駆動セダン「Hydrogen 7(ハイドロジェン・セブン)」は、元F1レーシングドライバー片山右京氏によってそのラスト・ランを飾った。

 到着セレモニーで、代表取締役ヘスス・コルドバ氏は「このBMWクリーン・エネルギー全国キャラバンは、私どものHydrogen7が地球温暖化問題に対する回答になり得る唯一のプレミアム・セダンであるということを示すだけでなく、水素社会の実現に向けての活動の原動力となりました。私どものこの活動が今後の水素社会実現に向けての礎となることを期待します。」と述べた。
 今回の全国キャラバンを通して水素エネルギー推進への署名活動を実施し、18,697名の署名が集まったという。

 到着セレモニー後、京都議定書10周年記念フォーラム「持続可能な未来へ〜もうはじまっている水素社会〜」が開催された。フォーラムでは元ドイツ環境大臣/元国連環境計画代表Prof.Dr.クラウス・テプファーが、水素技術が実現する持続可能な社会についての基調講演を行った。その後BMW Group科学・交通及び車両法規担当上席副社長クリストフ・フス氏が、環境問題に対しての長期的なソリューションとしての水素の解説、そして水素社会実現為には各界からの協力体制の必要性を訴えた。
 また、岩谷産業株式会社上級理事水素エネルギー部長建元章氏とLinde Group上級取締役のDr.ヨアヒム・ウルフがそれぞれ日本とドイツの水素インフラの取り組みについて紹介した。さらに、パネルディスカッションが行われるなど、活発な意見交換が繰り広げられた。

京都議定書10周年記念フォーラム「持続可能な未来へ〜もうはじまっている水素社会〜」01
京都議定書10周年記念フォーラム02
京都議定書10周年記念フォーラム03
京都議定書10周年記念フォーラム04
パネルディスカッション
BMW ハイドロジェン7

 翌12月12日には、山田啓二京都府知事が京都府省舎周辺にて記念試乗が行われた。山田府知事は「水素自動車には個人的に非常に興味があり、この試乗を楽しみにしておりました。実際に試乗すると通常のガソリン車と全く変わりなく、そのスムーズな走りにとても感激しました。」とコメントしている。

山田啓二京都府知事
BMW ハイドロジェン7と山田啓二京都府知事

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