競争力のある2人に決定

 INGルノーF1チームでは、来季、ダブルワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソと、ブラジル人ルーキーのネルソン・ピケJr.がチームのドライバーとなった。テストドライバーには、2007F3ユーロシリーズチャンピオンでルノーのドライバー育成プログラムの一員でもある、フランス人のロメン・グロジャンが決定した。
 新型マシンR28は、1月22日から24日の3日間にわたって行われる、スペインのバレンシアテストで初走行をする。
 なお、この新型は、1月31日にパリのルノー広報本部で発表される。

アロンソ、復帰の喜びを語る

 フェルナンド・アロンソは、「このチームでF1ドライバーとして成長したので、ルノーへ戻って来られてうれしく思う。2007シーズンは、ルノーにとっては不本意なシーズンだったが、チームは大きく進歩していると思う。速くて競争力のあるマシンを作り、2008シーズンにはトップになれると思っている」とコメントを残した。
 一方、ネルソン・ピケJr.は、「トップチームから自分がF1へデビューできるなんて、すばらしいチャンスに恵まれた。レギュラーになれたことは、テストドライバーとしていいパフォーマンスを残してきたからだと誇りに思う。早くフェルナンドからいろいろと学び取りたい」と語っている。