子供の成長に応じてシートの高さが変えられる
ボルボ・カー・コーポレーションが開発した世界初の「2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッション」が、米国の科学誌「ポピュラーサイエンス」が主催する2007年『Best of What’s New』賞を受賞した。
新開発の「2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッション」は、従来の「インテグレーテッド・チャイルド・クッション」の高さを2段階で調整できるよう改良した世界初の革新的なチャイルド・クッションです。体格が大きくなり、幼児用チャイルドシートが合わなくなった子供にも無理のないシートポジションの提供が可能になった。
さらにこのチャイルド・クッションだけでなく、胸にかかる衝撃を和らげる「プログレッシブフォースリミッタ付きセーフティベルト」(チャイルド・クッションとセット)と、側面衝突時に頭部を保護する「IC/インフレータブルカーテン」の長さを60mm延長した「エクステンデッド・IC/インフレータブルカーテン」(標準装備)との組み合わせにより、より高い安全性の確保を実現した。
また、高さを調整することで、異なる身長の子供でも大人と同じように視点が高くなり、窓の外の風景を楽しんだり、フロントシートの保護者とのコミュニケーションもとりやすくなっている。
新型V70、XC70から日本仕様にも導入
「2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッション」は、新型V70および新型XC70にメーカー・オプション・パッケージとして採用されている。(ファミリーパッケージ/3.8万円)
このメーカー・オプション・パッケージは、リアシートに装着された2つのインテグレーテッド・チャイルド・クッションと「プログレッシブフォースリミッタ付きセーフティベルト」、運転席からリアサイド・ドアのロック操作を可能にする「パワー・チャイルドロック」で構成され、チャイルド・クッションに着座する子供と通常のシートとして使用する大人のために新たに開発されたプログレッシブフォースリミッタが取り付けられている。
2つのシートは折り畳み式で、通常通りラゲッジスペースをフラットにすることもできる。なお、リアシートを見ただけでは、このオプションが装備されているか否かを区別することができないほど自然な仕上がりとなっている。