不満解消! パッケージングまでしっかりと熟成
スバルの新型車と言えば、モーターショーに出展されていたミニバンが気になるところだが、忘れてはならないのがフォレスターだ。現行型が出たのが、2002年のことだから、すでに5年が経過していることになるだけに、次期モデルのリリースが気になる。しかもその時期はもう間近に迫っているという情報が入ってきた。
それではその全貌に迫ってみるとしよう。まずエンジンは当然、水平対向。従来同様、2リッターとなる模様で、NAとターボの2本立てとなるのは確実だ。NA&ターボとも大幅にパワーアップされるのは確実視され、排ガス規制もさらに1クラスアップするとの情報だ。
駆動方式は当然、4WDだが、FFが用意されるかは今のところ不明ではある。従来のスバルお得意の手法でまとめられているのだが、単純にレガシィのものを流用するのではなく、より低中速を重視した味付けとなるかもしれない。ミッションも4速ATや5速MTで、変わるところはないが、エンジンの設定に合わせたギア比の設定がされるのは当然のことだ。
シャーシは流れから考えて、インプレッサで新たに採用されたSIシャーシを使い、剛性を高いレベルで確保。サスペンションもインプレッサと同じくリヤサスをダブルウイッシュボーン化。優れたロードホールディング性能をもつこのサスペンションなら、しなやかで安定した走りに貢献するだろう。
そして大きく変わるのが、全体のイメージ。現行型は骨っぽいイメージなのに対して、RAV4やアウトランダーといったライトSUV感覚あふれるスタイルになる。当然、ボディサイズも大幅に大きくなる。全幅も限りなく1800ミリに近くなり、全高も1700ミリに届く勢いになりそうだ。そういった意味ではライバルは増えつつも、商品力アップにつながることは確実だ。
そして今まで不満も聞こえていたパッケージングもボディの大型化を実施することで、大幅に改善。とくにリヤシートはかなり広くなり、ファミリーユーザーでも不満は出ないところまで高められているだろうことは、入手した写真からも容易にわかる。
さらに、驚きなのは大幅に商品力を強化したのにもかかわらず、価格はほぼ据え置きというリーズナブルな設定らしいのだ。走りではすでに定評のあるスバルだけに、新型フォレスターに価格的なバリューが加われば、まさにこのクラスでは鬼に金棒だ。