ルミオンはカローラというよりもbBにソックリだ!

カローラ ルミオンのベースは北米仕様の2代目bBだ!

カローラルミオンのリヤビュー まるっきりbBを大きくした感じだ

 カローラスパシオやランクスの後継車種となるカローラ ルミオンが発売されました。でも、カローラ ルミオンのスタイリングは、どこから見てもカローラというよりもbBです。それもそのはず、ルミオンは北米で販売されているサイオンxBがベースとなっているのです。

 サイオンxBは2008年モデルからは2代目が登場しますが、初代xBは日本で販売されていた初代bBがベースでした。しかしながら、初代bBではボディか小さすぎるということで、2代目では北米専用のワイドボディを開発しています。

ルミオンはインテリアデザインも初代bBに似ている

 そして反対に日本では2代目bBを開発する際に、初代と同じようにヴィッツをベースにするのではなく、パッソ/ブーンをベースにして少し小型化しています。つまり、サイオンXBと日本のbBは、初代は同じボディだったのですが、2代目は北米がカローラで日本はパッソがベースとなり、ボディサイズが大幅に異なっているのです。

 そして今度は北米仕様のbBをベースとしたカローラ ルミオンが発売されました。そのためルミオンのエクステリアは、bBを大きくしたようなスタイリングになっているのです。

ルミオンのベースとなった北米で売られるサイオンXb

 ルミオンのスタイリングは、まるっきりbBをデカくしたような感じです。フロントマスクなど、細部は少し手を加えて落ち着かせていますが、全体的なフォルムはbBと共通です。ただし、ボディサイズは全然違い、ルミオンのほうが全長が400mm以上も長く、全幅も1760mmもある3ナンバーサイズなので、コンパクトカーという雰囲気は薄いです。

 エンジンもbBは1.3リッターと1.5リッターですが、ルミオンはカローラと同じ1.5リッターと1.8リッターを設定して、車格感を高めています。ちなみに北米のサイオンxBは2.4リッターを搭載しています。

ルミオンの登場で初代bBの流通量が増える!

初代サイオンXbは日本でも初代bBとして販売されたクルマだ

 まぁ、これだけボディサイズが違えば、ターゲットユーザーの重複は少ないような気がしますが、初代bBから乗り替えようとしている人は、現行bBにするかルミオンにするか悩むでしょう。現行bBはデザイン的には迫力を増しましたが、ボディが小さくなり押し出し感が弱くなってしまったので人気はイマイチです。

初代bBのボクシーなスタイルと押し出し感が好きな人には、ルミオンのほうが響くかもしれません。私から見れば、ルミオンは現行bBよりもbBらしいクルマといえます。

現行型の2代目bB。このクルマからルミオンに買い替える人もいるだろう

 そのため、初代bBからルミオンに乗り換える人も、結構多いと思います。さらに場合によっては現行bBから買い替える人も出てくるでしょう。よって、今後は新旧bBの中古車の流通量が増えてくるかもしれません。そして、中古車市場ではタマ数が少ないので人気が高かった現行bBも、少しは安くなってくる可能性もあります。

 ルミオンはスパシオの実質的な後継車種ですが、意外にbBの中古車相場を揺さぶる要素を持ったクルマなのです。

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