注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:トヨタ マークX ジオ

トヨタ マークX ジオの魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車研究所)

 9月26日、トヨタからホンダ オデッセイの最大のライバルとなるマークX ジオが発売された。マークXの走りの良さを引き継ぎ、ミニバンながらも大人4人がゆったりくつろげる空間を重点に置いた「4+Free(フォー・プラス・フリー)」という新しいコンセプトで開発されたクルマだ。

 マークX ジオの開発における割り切りは、ホンダ・オデッセイと同様。車高が155cmとミニバンとしては異常な低さで、3列目シートも必要最小限に設定されている。また、エンジンも標準的な2.4リッターガソリンエンジンに加え、280馬力を発生する3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載するなど、走りに重点を置いたモデルといえ、マークXのイメージを引き継いだモデルといえる。しかし、マークXがFRであるのに対し、マークX ジオの駆動方式はFFということで、ベースのプラットフォームは全く別物といえる。

 トヨタがマークX ジオを発売したことで、気になるのがホンダの動き。エントリークラスからモビリオ・ストリーム・エディックス・オデッセイ・エリシオンとラインアップを揃えているが、トヨタはシエンタ・ウィッシュ・アイシス・ノア/ヴォクシー・イプサム・マークX ジオ・エスティマ・アルファードと揃え、ホンダの独自路線が発揮されているのはエディックスのみとなってしまった(最も車高が低いストリームもある意味独自といえるが)。

 ミニバンブームを作り上げたホンダだが、トヨタのミニバンラインアップがほぼ完璧に揃ったことで、「ミニバンもトヨタ」といった印象へと様変わりしたといえる。マークX ジオも、割り切りったクルマ作りによって特徴が明確になり、ユーザー視点では選びやすい。「普段乗る人数を考えたら3列目は補助的でも良い。」そんなユーザーにピッタリのクルマといえる。

今回のクルマ
Specifications
グレード
350G エアロツアラーS
ボディサイズ
4695x1785x1550mm
エンジン型式
2GR-FE型
総排気量
3456cc
最高出力
280ps(206kW)/6200rpm
最大トルク
35.1kg-m(344N・m)/4700rpm
定員
6人
発売日
2007年9月26日
車両本体価格
\3,330,000

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リセールバリュー診断

 新型マークX ジオのリセールバリューは3年後で最大68%と堂々のAランク。これは、トヨタの全く新しいジャンルのミニバンということで、中古車市場でのタマ数が少ないということもあるが、マークXというネーミングを採用することで一般への認知も十分であること。また、普段使いで考えた時に大人4人に重点を置いて開発したところが評価される。

 ジオ(Zio)とは1台で様々な空間を持つという意味を込めた、英語の「Zone in One」からの造語。まさにミニバンとセダンを融合したクルマで、走り・居住空間そして高級感をも高い次元で達成したクルマといえる。もちろんその半面で犠牲にしている部分もあるが、それが売りといえるだろう。

車両本体価格
\3,330,000
登録など諸費用
\330,000
値引き
\200,000
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
61%〜68% A
約 \ 1,196,000

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