通常の規格ホイールへ装着可能

 ブリヂストンは、空気圧が失われた状態でも所定のスピードで一定距離を走行できるランフラットタイヤを、日本国内で6月末より発売されている新型BMW X5の新車装着用タイヤとして納入を開始した。
 ランフラットタイヤとは、空気圧0kPaの状態でも所定のスピードで一定の距離を走行できるタイヤで損傷等の発生により空気圧を保持できなくなった状態での安全性が向上する。また、スペアタイヤを無くすことが可能となることから、一般的に車輌の軽量化、燃費の向上、省資源化、車両のデザイン自由度向上などのメリットがある。なお、同社のランフラットタイヤは、専用ホイールでなく、通常の規格ホイールへ装着できることが特長となっている。
 今回納入しているのは「DUELER H/L 400 RFT」と「DUELER H/P SPORT RFT」の2種類で、いずれも空気圧が失われた状態でもタイヤ自体が車輌を支えられるよう、サイドウォールを強化したサイド補強型ランフラットタイヤだ。
 ランフラット性能を確保しながら「DUELER H/L 400 RFT」は静粛性とウエット性能を、「DUELER H/P SPORT RFT」はコーナー及びストレートでのドライ&ウエットグリップを高次元で追求したタイヤとなっている。