BMW 1シリーズ 走り

エクステリアはもちろん走りもリフレッシュされた

BMW 1シリーズ フロントマスク

 BMW1シリーズがマイナーチェンジした。ノーマルバージョンはキドニーグリルの角が丸くなり、フォグランプが丸から四角くなり、フロントとリヤのライトユニットも変わり、サイドシルのデザインも変更されフィン状の出っ張りの位置が高くなった。ただしMスポーツパッケージのモデルではフロントマスクの変更はない。
 インテリアも変更されている。ダッシュボード表面の質感が向上し、ドア内張りは2ピースになった。130iに標準装備されるiDriveナビパッケージには8個のプログラマブルボタンが付いた。ナビやオーディオを事前に自分の好みでセットでき、走りながらでも一発選択が可能だ。これで目的地設定も走行中にボタン一発でできるようになった。
 大きな目玉は118iがラインナップから落ち、4気筒エンジンモデルは116iと120iのみになったことだ。ただし120iは装備が増えて価格が下げられているからお買い得感が増した。
小さなボディに3リッター直列6気筒エンジンを搭載した130iに焦点を当ててみよう。130iはすべてM-Sportなのでフロントマスクはこれまでと変わりはない。トランスミッションはこれまでと同じように6速ATと6速MTが用意されている。ATのパドルシフトはDレンジのままでも操作ができ実用的だ。

BMW 1シリーズ フロントビュー
BMW 1シリーズ リヤビュー
BMW 1シリーズ 走り
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ハンドリングと快適性を両立!

BMW 1シリーズ インテリア
BMW 1シリーズ フロントシート
BMW 1シリーズ エンジン

BMW 1シリーズ エンブレム

 N52B30Aと呼ぶ直6エンジンは195kW(265ps)/6600rpm、315Nm/2750rpmというカタログデータに変わりはない。
 見た目の変更は小さいが大きく変わったのは乗り味だ。乗り心地とハンドリング性能の両方が向上した。乗り心地はしっとりとした感触になりMスポーツバージョンでもゴツゴツ感が減った。相変わらず新車のときにはちょっと硬い感じだが走りこむほどに馴染む。
 ハンドリング性能もしなやかになったサスペンションによってグリップ限界が高くなり安定感も増している。ハンドルを切り込んでいったときの追従性も上がった感じだ。
新しくなった130iはボディがぎゅっと締まった感じになった。それでいてサスペンションの動きはしなやかさが増したので、乗り心地もハンドリングも良くなったのだろう。前のオーナーを傷付けずにいいマイナーチェンジができたと思う。

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代表グレード
130i M-Sport(AT)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4240×1750×1415mm
車両重量[kg]
1470kg
総排気量[cc]
2996cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
265ps(196kw)/6600rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
32.1kg・m(315N・m)/2750rpm
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
9.8km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
502.0万円
発売日
2007/5/24
レポート
菰田潔
写真
佐藤靖彦