【ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ】メルセデス・ベンツSLK

いざ、ニュルブルクリンクへ出発!

【ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを走る! Part2】生憎の天気

 翌朝ぐっすり寝て外を見たら、生憎の雨。雨のニュルブルクリンクを走るには気が重いですが、軽く朝食を取り、ホテルを出発。昨日、ナビにニュルブルクリンクは入力済みの為、ナビの指示通りに進めばOK。アウトバーンの3号線に乗り、ケルン・コブレンツ方面を目指します。アウトバーンの推奨スピードは130km/hで、時には100km/h規制もありますが、どの車も追い越しが終わるとすみやかに走行車線(右側)にもどります。日本のように意味もなく延々と追い越し車線を走る車はありませんし、トラックが追い越し車線を走ることは絶対にないです。

目的地までの間、しばしドライブを楽しむ

 途中のジャンクションで3号線から41号線に変更し、コブレンツに向かいます。ライン川に近づくとコブレンツの街が見えてきます。コブレンツはライン川とモーゼル川の合流地点にある地方都市で、とても綺麗な街です。時間があったら川沿いを歩いてみるのをお勧めします。

 コブレンツのジャンクションで今度は61号線に乗り換え、少し走行すると33番出口がありますのでアウトバーンを降りて一般道を走ります。一般道と言っても町のないところの制限速度は100km/hで、信号は無く、道の周囲は森林や牧場で景色が素晴らしく、私はこの田舎道が大好きです。ドライブを楽しんでいたら2時間程で目的地のニュルブルクリンクに到着しました。

【ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ】
【ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ】走行風景
【ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ】走行風景

「インダストリータイム」で偽装したクルマを見るのも楽しみの1つ!

 残念な事にニュルブルクリンクも雨でしたが、ドイツの祝日だったためか駐車場には車が溢れていました。早速、事務所に行き走行券を購入。年々、走行料金は値上げし、今年は一周19ユーロ。その他、4周、8周、15周などの回数券がありますが、私は年間パスを購入しました。最初に来た時の年間パスは円高もあり5万円もしなかったと記憶していますが、今年は何と895ユーロ! 来年も値上げするのでしょうか? 手持ちの現金がなくてもクレジットカードも使えます。

 私は写真を持っていきましたが、パスポートの写真をスキャナで顔写真を読み取り顔写真入りのカードと、腕時計型のトランスポンダを受け取りました。現地に行かないと買えない究極のニュルグッズです。走行券を購入し誰でも走れるのはツーリストタイムの時間のみで、それ以外はインダストリータイムと言う自動車メーカーやタイヤメーカーが走る時間があり、偽装した車が走ったりしていて見ているだけでワクワクします。カメラで待ちかまえてスクープを狙うのも楽しいです。

【ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ】混みあう駐車場
【ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ】混みあう駐車場
【ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ】

自己責任で走る、大人のサーキット

【ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ】オートバイもいっしょに走行!

 言い忘れましたがノルドシライフェは一般有料道路扱いですが、レンタカー会社は走行を認めていないようです。くれぐれも車を借りる時にニュルブルクリンクを走行するなんて言わないように。事故をしたときも保険は使えないようですので、万が一の時は修理費を全額出す覚悟で走ってください。有料道路扱いなのでシートベルトをしていれば、後は自己責任。ヘルメットやレーシングスーツの着用義務もなく、同乗走行も出来るのも魅力です。日本では絶対に考えられないバスや、オートバイ(しかもタンデムの人もいる)との混走です。勿論、レーシングカーも見かける事があり、遅い車と速い車、オートバイが同時に走行するのがノルドシュライフェの魅力であり、怖さでもあります。全てが自己責任、そのかわり自由が認められている大人のサーキットです。

 いよいよ走行です。雨なので細心の注意が必要です。もう一度、シートベルトの緩みを取り、気を引き締めてゲートに向かいます。回数券ですと、紙製のチケットを入れますが、今回はトランスポンダなので、センサーにタッチするとゲートがオープンします。さあ、コースインです!

【ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ】走行風景
【ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ】走行風景
【ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ】走行風景