三菱 電気自動車「i MiEV(アイ ミーブ)」

今秋にも実証走行開始

 三菱は、電力会社と共同研究中の次世代電気自動車『i MiEV(アイ ミーブ)』を中国電力に研究車両を引き渡し、実車を用いての性能評価を実施すると発表した。

 三菱では、2007年3月に東京電力と九州電力へ『i MiEV』研究車両を1台ずつ引き渡すなど、電力会社との共同研究を進めている。この共同研究では、三菱側は研究車両の供給や実証走行データの分析、電力会社側は実証走行の実施・データの収集や市場での実用性評価を担当している。

 三菱では、中国電力との共同研究において、事前の検討・確認作業を進めてきた。『i MiEV』を引き渡し、電力会社における業務車両としての適合性や、急速充電インフラとの整合性などの確認に用いるとしている。

 三菱と各電力会社では、この性能評価を経て、今年秋を目途に研究車両台数を増やして、実際の運転環境での走行や市場での受容性を確認する実証走行(フリートモニター)を開始する予定であるとのこと。