2009年の後半に稼動予定

 スズキは、今後拡大することが予想されるロシアの自動車市場に対応していくため、サンクトペテルブルク市シュシャリー地区に自動車組立工場を建設することを決定したと発表した。

 同市で開催中の国際経済フォーラムにあわせ、ロシア訪問中のスズキの鈴木修会長と、ロシア経済発展貿易省のゲルマン・グレフ大臣および関係者出席のもと、6月8日、工場建設に関する覚書に署名し、今後同地区における戦略的投資事業として各種調査等を行っていくことで基本合意したとのこと。

 新工場建設には140億円が投資される計画で、稼動は2009年後半を予定している。新工場では、小型四輪駆動車の「グランド・ビターラ」、およびスポーツクロスオーバー車「SX4」の生産を初年度5千台より開始し、将来は3万台の生産を計画しているとのこと。

 また、2006年度に、スズキはロシアにおいて30の販売店を通じて「グランド・ビターラ」などを1万6千台販売している。