ネオクラは低予算でもクルマにこだわっているように見える!
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最近人気が高まっているのが、ネオクラな中古車。ネオクラとはネオクラシックカーの略で、クラシックカーとまでは言えないものの、普通の中古車としてはかなり古いクルマのことです。明確な基準はないのですが、だいたい80年代にデビューしたクルマがネオクラ車と呼べるでしょう。
ネオクラのいいところは、まずは価格が安いこと。15年から20年落ちなので、100万円も出せばソコソコ程度の良いクルマを探すことができます。さらにいいことは、ソコソコ古いので、クルマに深いこだわりを持って乗っているように見えることです。他人から見れば、「あえてそんなに古い輸入車に乗っているのなら、よほどこのクルマはいいクルマなのでしょう」と思ってくれます。
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つまり、ネオクラは低予算でクラシックカー乗りのような、こだわりのある人に見てもらえるクルマなんです。しかも15年落ちぐらいなら、ATやエアコンも普及していたので、極端にボロくなければ普段の足にも使えるし、セカンドカーを用意する必要もありません。
もちろん古いクルマなので、故障のリスクや自動車税が少し高くなるといったデメリットもあります。さらに部品代は高い新車の時と同じ高価格なので、そこだけは覚悟が必要です。
3代前ぐらいのモデルがネオクラ世代だ
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では、ここで私がオススメのネオクラな輸入中古車を何台か紹介していきましょう。まず最初は私も乗っている先々代のEクラス(ミディアムクラス)となるW124です。このクルマは1985年から1995年まで発売されていたのでタマ数が多く、当時は口の悪い自動車評論家でも価格が高いこと以外は、このクルマのことを悪く言う人はいなかったぐらい、優秀なクルマです。ネオクラ入門編には最適のモデルでしょう。
90年〜92年式ぐらいまでのセダンなら50万円でもソコソコ程度の良いクルマが見つかるし、部品も安い社外パーツを並行輸入しているものがネットで手に入るので、修理代も低く抑えることが可能です。できればセダンよりもワゴンやクーペのほうが、こだわっているように見えるでしょう。