「TSI」エンジン

また、「2.0 T-FSI」エンジンが1.8〜2.0Lクラスで3年連続トップに

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、ガソリン直噴ツインチャージャーエンジン「TSI」が、昨年に引き続き「International Engine of the Year Awards 2007」の1.0〜1.4Lクラスにおいて、最も優れたエンジンとして選ばれたと発表した。また、「ゴルフGTI」をはじめ、多数のフォルクスワーゲン グループモデルに搭載されているガソリン直噴「2.0 T-FSI」エンジンが、1.8〜2.0Lクラスで3年連続のトップを獲得したとのこと。

 「TSI」エンジンは、ガソリン直噴式、そしてスーパーチャージャーとターボチャージャーを組み合わせた革新的なツインチャージャー方式を採用したことにより、排気量を1.4Lに抑えている。このダウンサイジングの結果、燃費とエミッションを削減しながら、走る楽しさを一段と高めることに成功している。

 日本市場では、現在TSIを搭載した「ゴルフ GT TSI」(125kw/240Nm)、「ゴルフトゥーラン」(「TSIトレンドライン」103kw/220Nm、「TSIハイライン」125kw/240Nm)が販売されている。低燃費と高性能を両立させた「TSI」は、同じく低燃費・高性能に効果的な「DSG」トランスミッションと組み合わされている。

 「TSI」と「DSG」は、フォルクスワーゲンが現在進めている全般的なパワートレイン戦略のコア技術だという。この戦略に新たに加えるユニットとして、90kwの「TSI」、そして世界初の7速「DSG」(小型・中型車横置き搭載可能)が間もなく完成し、年内にはドイツ市場から順次導入される予定とのこと。