スズキ「SX4セダン」

マルチ社のハリアナ州マネサールの新工場にて生産

 スズキのインド子会社マルチ・ウドヨグ社は5月7日、インド市場に向けた「SX4セダン」を発表した。

 「SX4セダン」は、スズキが世界戦略車の第3弾として開発を進めた「SX4」のセダンタイプで、1.6リッターエンジンを搭載し、実用的なサイズの中にセダンに求められる快適性を追求した小型乗用車。「SX4」は、2006年3月に欧州、同7月に日本、同9月には北米で販売開始されており、「SX4セダン」は、2007年1月より中国で販売開始されている。

 インド市場向け「SX4セダン」は、マルチ社のハリアナ州マネサールの新工場にて生産され、マルチ社が生産販売するラインナップの中で最上級モデルとして位置付けられ、インド国内で販売される。

 また、セダンタイプをはじめとした乗用車市場が拡大しているインドの自動車市場において、マルチ社では既存のグルガオン工場と新マネサール工場の合計の生産能力を2009年度までに96万台にまで引き上げる計画で、拡大するインド乗用車市場での更なる拡販を目指すとしている。