今売り時かどうかを見極める際に最も重要なのは、やはりそのクルマのモデルチェンジのタイミング。しかしそのいっぽうで、見逃しがちなポイントがあります。それはライバルの動向。ライバル車のモデルチェンジや人気の上昇などが相場に影響する場合も、実はしばしば見受けられるのです。というワケで、今回は他車が与える売り時の影響について特集します。

査定士紹介
ガリバー自動車流通研究所 所長 鈴木 詳一

ガリバー自動車流通研究所 所長 鈴木 詳一

94年ガリバー創業時に入社、店長経験を経て、ガリバーの中枢業務である査定部門などを経験後、02年6月現職に就く。 過去に4輪レースなどを経験し元来の車好き。クルマのリセールバリューなど価格動向や、市場動向を中心に調査・発表している。

今「旬」の車
スズキ ワゴンRー
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スズキ・ワゴンR RR−DI

ダイハツが軽No.1に・・・どうなるワゴンR!?

先日、軽自動車における06年度の市場シェアが発表され、34年間に渡りトップを独占してきたスズキが、ダイハツに負けるというニュースが流れました。ダイハツ急進の先鋒となったのが「ムーヴ」のフルモデルチェンジ。今のところ車種別では首位を維持する「スズキ ワゴンR」も、今後ますます追われる立場というワケ。人気の高い今こそ、まさに売り時の好機ということです。


日産 スカイライン クーペ
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日産・スカイライン クーペ 350GT プレミアム

より流麗に大変身

先頃開幕したニューヨーク国際ショーでいよいよお披露目となったインフィニティG37クーペ(次期スカイラインクーペ)。現行モデルのシルエットを継承しながらもさらに流麗に生まれ変わりました。個性派の輸入車ユーザーにもアピール出来るクオリティといえるでしょう。実際の市場デビューは今秋ですが、早くも現行モデルに対する相場に動向が見られるようです。今こそ売り時のチャンス。


ホンダ ステップワゴン
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ホンダ・ステップワゴン スパーダ 24T

新車販売好調の余波を受けて

3月の年度末商戦も落ち着きをみせてきた頃。今シーズンも大きく売れ行きを伸ばしたのは5ナンバーミニバンのジャンルでした。ライバルの「トヨタ ノア/ヴォクシー」「日産 セレナ」とともに注目の「ホンダ ステップワゴン」。新車の登録が進むにつれ、中古車市場へ代替の旧モデルの入荷が増えています。今後はノアのモデルチェンジも予定され、今後相場も大きく変動しそうな予感。今は、まさに売り時といえるでしょう。


トヨタ RAV4
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トヨタ・RAV4 J エアロスポーツパッケージ

ライバルの動向にも注目

中型SUVの市場を開拓した「トヨタ RAV4」も現行型で3代目。その間に市場規模も拡大しました。ライバルの「ホンダCR-V」が06年にフルモデルチェンジを果たし、そして「日産 エクストレイル」も07年秋の改編を予定するなど、今後同クラスの市場に大きな動きが起こることが見込まれます。安泰だった人気も、そういうワケで今が売り時な雲行き。お急ぎください。


ミニ ミニ
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ミニ・ミニ クーパー S

キープコンセプトなモデルチェンジ

この春、フルモデルチェンジを果たしたミニ。しかし、驚くほど先代のイメージを継承したキープコンセプトで登場しました。そのためか、モデルチェンジ後の値落ちも比較的ゆるやかな動きをみせます。とはいえ、環境性能や安全性など中身は大きく進化。早々に市場人気も移行することは間違いありません。そう、ライバルは「ミニ自身」なのです。売るなら今ですよ。


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さて・・・あなたの愛車は今いくら・・・!?

大事に乗ったあなたの愛車。でも、もう価値がないとあきらめていませんか? 愛車の価値を決める大きな要素のひとつとなる「市場の人気」は、地域によってもまちまち。つまり、全国規模で調べないと分からないという訳です。あきらめないで、きちんと調べてみることをオススメします。

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