ライバルのリタイアでアキは2位に浮上!
SS7のスタートを見た後、サービスに戻って結果を待つ。アキはコースアウトしない限り3位でフィニッシュ。慎重に走れよ! と思ってたら、何と! 2位を走っていたインプレッサのSS8のタイムが出てこない。あらら? リタイアか?
連絡ミスということもある。しばらく待つも、やっぱりゴールしていない模様。何とアキが2位に上がってしまった! 大ラッキーであります。ちなみにリタイアしたインプレッサ、アキを2分近く引き離していたから、抑えて走ればよかったのに。
とも思うけれど、トップのナラサック選手と12秒差。十分逆転だってあり得る。となればタイ人の気質から考えると全開全開イケイケどんどんでしょう。昨年のチャンピオンだったウィッタヤ選手も、ガチンコの勝負になると必ずコースアウトしてましたから。
ということでアキは開幕戦2位という期待以上のポジションでフィニッシュ! ただ冷静に評価すると、実力じゃN4クラスの4番手。上位3台とのタイム差、依然大きい。しかも後ろから速そうなランエボ(今回初参戦。5つのSSのウチ、2つアキに勝っている)が迫ってきてます。アキは次戦までに必ず左足ブレーキをマスターしなくちゃダメだ。
最高位更新で8ポイントをゲット!
新人二人も何とか完走、目標は達成す!
実質的なデビュー戦となった新美は、SS8のタイムでトップのナラサック選手から44秒遅れの総合7位。1kmあたりにすれば5、5秒差と着実に進歩した感じ。アキまで1kmあたり2,1秒。まずアキに追いつくところから始めればよかろう。
アキとナラサック選手の差(1kmあたり3,4秒)よりずっと縮めやすいんじゃなかろうか。加えて次戦は新しいコ・ドラを起用する模様。今回のコ・ドラ、コースをロスト(どこを走ってるのか解らなくなる状態)するワ、読み間違えるワで、厳しすぎる修行だったらしい。
次戦の目標は左足ブレーキ使うアキの2秒遅れあたりを狙うべし。左足ブレーキ使ってなければ1秒遅れくらいに迫ってアキの危機感をアオるのもいい。いずれにしろ日本に戻ってペースノートの練習だ。
番頭宮本君の場合、40歳の初ラリーということを考えると大合格! 昨シーズン6戦もラリーに出てるし、日頃私の隣で運転を見てる新美に遅れること1kmあたり1秒。本当の意味でカンペキなビギナーなんだから凄い。
ということで最終結果はTeppeiスポーツのNo1ドライバーであるナラサック選手が総合優勝! アキ総合2位と文句なしの1・2フィニッシュ! 新人の2人も完走し、最高の結果になりました。
タイに渡った日本チームの活躍にも期待して下さい
次の仕事のため私はサービスからそのままバンコクに戻ったけれど、チームのベースとなったパタヤじゃ相当盛り上がったことでしょう。次戦は6月3日です。