2009年初めから生産開始、欧州より順次投入

 三菱は、現在開発中の2リッタークラス次世代ディーゼルエンジンを、当初計画より1年前倒しの2009年初めからパワートレイン製作所京都工場で生産開始し、ディーゼルエンジンの需要が拡大している欧州より順次市場投入すると発表した。

 このエンジンは三菱重工業と共同開発中で、CO2など温室効果ガスの排出量低減に向けた取組みの柱の一つだという。高効率の新型ターボチャージャーを採用しているほか、独時の解析技術を適用した燃焼効率向上化などにより低排出ガス化を図り、クラストップレベルの出力を達成、欧州の次期排出ガス規制「Euro5」をクリヤするとのこと。

 三菱は、中期環境行動計画「環境行動計画2010」の中で、電気自動車とともに当エンジンを環境対応の中核技術と位置付けており、早期市場投入により環境志向の消費者ニーズの増加に対応するとしている。