ほぼ全てのボディ・パーツにM3専用の新技術を導入
BMW M GmbHは、ジュネーブで開催される第77回インターナショナル・モーター・ショーに(3月8日〜18日)において、ニューBMW M3コンセプト・カーを初公開する。
BMW M3コンセプト・スタディは、サイズや基本的な部分はBMW 3シリーズ・ククーペをベースとしているが、スポーツ性能を表現するため、ほぼ全てのボディ・パーツを新たに開発・設計している。ボディの負荷分散構造は別として、量産モデルから受け継いだ部分はドアとトランク・リッドだけだという。
また、心臓部には、高回転型MコンセプトのV8エンジンを搭載。このパワー・ユニットは、今後生産される量産モデルに搭載されることが期待されている。
エクステリアは、フロントおよびリアの専用トリムと膨らみのあるパワードーム付のボンネットが最大の特徴。それだけでなく、2つのエア・インテーク、フロント・サイド・パネルに水平にあしらわれたエア・スロット、BMW Mモデル特有の形状を持つサイド・スカートやドア・ミラーも特徴的なデザインとなっている。
リア・デザインでは、水平ラインが幅広のトレッドを強調しているほか、パワフルなスタイルを象徴するホイール位置、フロント・エプロンのデザイン要素を反復させたリア・ディフューザー、均整の取れたプロポーション、通王に配されたM特有のデュアル・テープパイプなどを特徴としている。
また、インテリジェント・ライトウェイト構造には、車両の重量配分と重心を最適化させるアルミ製ボンネット、合成素材で製造されたサイド・パネル、CFRP(炭素繊維強化樹脂)製ルーフ・パネルなどが採用されている。CFRPルーフ構造は、滑らかなシルエットとハイテク機能を際立たせるデザイン要素にもなっている。