試乗で“体感・体験”して創り出されたアート作品

 ビー・エム・ダブリューは、2006年8月より開催中のBMW in Artの第3作目として、クリエティブ集団TOMATO(トマト)の作品3点を、BMW Squareショールーム(東京都港区北青山)にディスプレイ掲出すると発表した。3月20日より展示される。

 BMW in Artは、BMWのメッセージである「駆けぬける歓び」は実車だけでなくアートとして表現、実感することも可能であるということを再確認するための場となっている。この活動の一環として、BMWでは、BMWにインスパイアされた若手アーティストの作品をBMW SquareショールームやBMW公式ウェブサイト内のBMW Art Gallery内公開している。一般投票によって選ばれた作品はその後、屋外広告として掲出される。

 今回展示される作品、BMW in Art−完璧なライン−は、TOMATO特有の計算された線と面の組み合わせによって、BMWの流麗なラインを表現した奥行き感のある仕上がりになっているとのこと。前回の2作品同様、ショールーム来場者による投票およびホームページBMW Art Gallery内(3月21日より開始)での投票をあわせた得票数で、最も評価の高かった作品はBMW Squareに隣接するTOT青山ビルの屋外広告に5月中旬から掲出される。

 BMWの特徴をアート作品として仕上げるにあたり、何台ものBMWに試乗したというTOMATOは、「このプロセスで重要だったのは、実際にそのクルマに乗ってみるということでした。試乗して初めてそれぞれのクルマが本当にユニークな特徴を持っていて、“体感・体験”も異なるということに気付きました。これらの“体感・体験”にインスパイアされ、それに呼応して創り出したのが、今回のアート作品なのです」と語っている。その結果、クルマのボディラインと輪郭を幾重にも重ねて作り上げたこの抽象的でかつ美しい作品はすべて平面2次元で構成されながらもTOMATOの“体感・体験”した動きを感じさせる仕上がりとなっているという。

 これらの作品は、3月22日から28日に、東京国際フォーラムで開催される「エスクアィア日本版デジタル写真賞 ’06-‘07」でも展示される予定。