デトロイト・ショーにおいて、レクサス・ブランドからはスーパースポーツカーのLF-Aに加えて、ハイパフォーマンスセダンのIS-Fが発表された。
東富士のテクノカルセンターと富士スピードウエイで開発を行ったIS-Fは、現段階ではコンセプトカーであるが、ISシリーズをベースとするモデル。フロントに5LV8を搭載し、400psプラスαのパワーを計上する。エンジン&トランスミッションにオイルクーラー、シリンダーヘッドにオイルポンプを備えるなど、高出力と高いGフォースドライビングに対応。8スピードのダイレクトスポーツシフトと呼ばれるトルクコンバーター型のオートマチックが与えられ、ステアリングにはパドルシフトが装備されている。
エクステリアには、前後バンパー、サイドステップ、さらにワイド化したフロントフェンダー、V8を収めるためのエンジンフード、リヤデッキスポイラーなど、IS-F専用のアイテムでスポーツ性能を強調。そのためボディサイズは、現行のIS250/350よりもわずかに大きくなっており、シリーズ最強モデルに相応しい佇まいを持っている。
またハイパワーに対抗するためにブレンボ製のブレーキシステムを、19インチのBBS製ホイールに収め、制動力も飛躍的に高められているという。2008年にはIS500という名を与えられて登場する予定だ。