新型モデル投入で、更なる伸びを予測

 BMW Groupは、BMW、MINI、ロールス・ロイスブランド合わせて1,244,775台を今年の11月末までに販売したと発表した。前年同期(前年:1,211,121台)と比べて33,654台、2.8%の増加となり、2006年11月単月ではBMW Groupで114,321台を販売し、前年同月比(前年:114,007台)0.3%の増加となったとのこと。

 BMW AG取締役会販売およびマーケティング担当取締役のミヒャエル・ガナル博士は、「今年は、MINI、BMW X5、BMW 3シリーズ・クーペのモデルチェンジがあるにもかかわらず、過去最高を記録するという野心的な目標を設定しています。我々はこの目標を達成し、プレミアム・カーメーカーのリーダーとしての地位を維持し続けます」とコメントしている。全体では、BMW Groupでの販売の3分の1のモデルがモデルチェンジの影響を受けているとのこと。

 ニューBMW 3シリーズ・クーペは、今年9月より市場に導入されている。新世代のMINIとBMW X5は、11月から販売を開始。これら3モデルの供給により、12月のBMW Groupの販売は、前年同月と比べて明らかな成長を予測しているという。

 絶対値で見ると、アジア全域が最も大きな販売の伸びを見せ、14,265台増の113,874台(前年:99,609台)を販売し、14.3%増加したとのこと。中国での販売は、49.4%増の32,274台(前年:21,609台)。成長率で比較すると、ロシアが2位で、BMW Groupは11月末までにロシアにおいて40.1%増の8,673台(6,191台)を販売したとのこと。