世界中で愛され続ける「Z」ブランド
日産自動車を代表するスポーツカーといえばやはり『フェアレディZ』だろう。北米市場を始めとして「Zカー」の名前で世界中から愛され続けるブランド。また、国内SUPER GT選手権での活躍にみられるように、モータースポーツの世界でも常にその名を響かせる存在となっている。このページでは、『NISMO FESTIVAL 10Lap Special』 に登場する様々なフェアレディZを特集する。
TOPの赤いZは、富士スピードウェイのオフィシャルペースカーとして活躍するZ。なんとこれ、前後バンパーを延伸しJGTC GT500クラスのホモロゲーションモデルとした『Type E』(2004年1月から2月の間のみ生産!)・・・をベースとしたNISMO仕様、『NISMOフェアレディZ S-tune GT』なのだ。ニスモのチューニングエンジン『S1』搭載し、専用シャシーを組み込んだモデルで、月産20台で生産されたという超レア車。果たして実際のユーザーの手には、いったい何台渡ったのだろう。「NISMO FESTIVAL」の会場でも、多くの日産ファンが注目していたのは言うまでもない。しかも、よくよく観るとなぜか「左ハンドル」仕様! おそらく、世界中探しても同様のクルマはほとんどないのではないだろうか??
初代S30Z 240ZGをベースにニッサン大森ファクトリーで仕立てたGTSレース仕様。排気量2800ccのLY28型エンジンは最高出力は300psと言われる。Gノーズが独特の凄みを放つ!
そして現代の「Z」最高峰に位置するのが、SUPER GT500仕様『XANAVI NISMO Z』。本戦では本山 哲/松田 次生 両選手が乗る。VQ30DETT 3.0リッターエンジンは最高出力500ps以上、最大トルクは72kg-m以上を誇るという。