【NISMO FESTIVAL 2006】「クラシックカーパレード」 WRCカー「240RS」

「オーラ」を放つWRCカー『ニッサン 240RS』がお披露目

 往年の名レーサーたちが本気バトルを繰り広げる模擬レースも見ものだが、こちらは実際のオーナーたちのドライブによる名車パレードだ。S50、C10、C110系の『スカイライン』を中心に、『510ブルーバード』などの懐かしいモデルがまだ新しい富士のコースを走った。

 そして、そのパレードランにスペシャルゲストが参加した。それがTOP写真の『ニッサン 240RS』だ。これはS110シルビアをベースにしたグループB仕様のWRC(世界ラリー選手権)参戦用車両で、WRCのホモロゲーションに則り200台のみ生産され、欧州を中心に発売された。日本でも少数台数が逆輸入され現存しているようだ。
 当日参加した車両は日産自動車・研究開発部門及び協力会社の有志が、当時の仕様を忠実に再現し復元したものだという。さすが「ワークス」(!?)マシンだけあり、その雰囲気、その力強さは観ているだけでも惚れ惚れするほど。WRCが4WD全盛期に突入した頃に生まれたFR車とあって、大きな戦果を得ることが出来なかった悲運のモデル「ニッサン240RS」だが、そのオーラの強さはやはり別格だった。

【NISMO FESTIVAL 2006】「クラシックカーパレード」
4気筒のS50スカイラインにノーズを延長してまでグロリア用直6を載せレースに参戦し、ポルシェと接戦を繰り広げた伝説の『スカイラインGT-B』の姿も。
【NISMO FESTIVAL 2006】「クラシックカーパレード」
通称「ハコスカ」ことKPGC10『スカイラインGT-R』。やはりスカイラインGT-Rは、サーキットを疾走する姿が良く似合う!
【NISMO FESTIVAL 2006】「クラシックカーパレード」
希少な存在であるワゴン版『スカイライン エステート』の姿も。こんなスタイリッシュなスポーツワゴンが40年近く前に存在していたのだからスゴイ!
【NISMO FESTIVAL 2006】「クラシックカーパレード」

プリンス自動車時代の『S50 スカイライン 1500DX』。非常に綺麗に維持されている個体だ。乗っているのはオーナーサンとお孫サン、といった感じかな?

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【特集】 (2006.12.11)

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